韓国の勤労者、68%は個人年金未加入(朝鮮日報)
 韓国の勤労者のうち、老後に備えて年金貯蓄に加入している人は10人中3人に過ぎず、年金貯蓄加入者の月平均年金受給額は26万ウォン(約2万6000円)で、老後の生活費としては大幅に不足していることが分かった。

 個人の老後の備えには、国が提供する国民年金、企業が提供する退職年金、個人が自ら準備する個人年金の「3層年金」のすべてを支払って初めて成り立つ。ところが、年金の第3の層に当たる個人年金(年金貯蓄)の準備が極めて不十分だということだ。 (中略)

 年金貯蓄加入者が年金受給資格を満たした場合に受け取る年金受給額は月平均26万ウォンに過ぎなかった。国民年金(月平均34万ウォン=約3万3000円)と年金貯蓄に同時に加入していたとしても、受け取れる年金額は月平均60万ウォン(約5万9000円)にとどまる。これは1人当たりの老後の最低生活費104万ウォン(約10万2000円、国民老後保障パネル調査分析報告書基準)に遠く及ばない。

 さらに、景気低迷により生活苦に陥る年金貯蓄加入者が増えているのに伴い、中途解約するケースも増えている。昨年の年金貯蓄解約件数は34万1000件で、前年比で1.6%増加した。中途解約金額は2兆8862億ウォン(約2842億円)で、前年より12.9%も増えている。
(引用ここまで)

 日本の国民年金も数万円にしかならないようですが、韓国のそれはさらにひどいな……。
 シンシアリーさんも言及されているように、日本と韓国の物価は実感としてはほとんど差はないものと思われます。
 楽韓さんも何度か韓国に行ってますが、一般の物価はそれほど変わらないのが実感です。同価格で似たようなものであっても、実際に買えるもののクオリティには差がありますが。
 ただし、最底辺の物価は相当に安いのですね。
 韓国人は世界でもっともインスタントラーメンを食べているという統計がありましたが、削ろうと思えばかなりのところまで削れるというのが韓国の物価だと感じています。

 そんな韓国で月に国民年金が約2万6000円にしかならない。
 その国民年金の加入率ですら70.2%にしかならない。

 そりゃあ高齢者の自殺率が世界一になるでしょうし、バッカスおばさんが公園を占拠するようになるわけです。
 これでいてOECD加盟国中、福祉予算が国家予算に占める割合は最低レベルですしね。
 ……高麗葬というものが実在したのかどうか、なんともいえませんが。
 実質的に現代の高麗葬ですわ。

 楽韓Webでは韓国政府が福祉負担を恐れているという話を何度かしています。
 通貨危機による国家破産を経験しているので、金食い虫である福祉に予算を割いていないのです。
 いまだに孤児輸出をしているのはそれが原因でしょう。
 それでも、世界最速で高齢化が進んでいる国なので福祉予算は増えざるをえないと思いますけどね……。
 ちなみに今回の大統領選挙でも争点のひとつにはなっていますが、実現可能性はアレです。

iDeCoはなんぼかやっておくとよいと思います。
ど素人が始めるiDeCo(個人型確定拠出年金)の本
山中伸枝
翔泳社
2016/11/17