チキン2万ウォン、卵1万ウォン時代... 「権力の空白期で上がらないのは給料だけ」(聯合ニュース・朝鮮語)
チキンフランチャイズ業界1位BBQが8年ぶりに価格を引き上げて、鳥インフルエンザ(AI)の影響で卵の値が再び1パック1万ウォンを行き来しながら、庶民の家計のしわが深くれている。

景気後退の影響で可処分所得が減った中産層と庶民は「チキン2万ウォン・卵1万ウォン」時代が近づいてくると、「上がっていないのは給料だけだ」とますます厳しくなる暮らし向きにため息をついている。

5日のチキン業界調査によるとBBQはこの1日に代表メニューである「黄金のオリーブチキン」と「シークレット味付けチキン」など10品目の価格を品目別に8.6〜12.5%引き上げた。

今回の価格調整によりハンマリ(1羽分)の「黄金のオリーブチキン」は1万6000ウォンから1万8000ウォンで、「シークレット味付けチキン」は、1万7千ウォンから1万9000ウォンで、「黄金のオリーブの柔らかチキン」は1万7ウォンから1万9000ウォンで、「黄金のオリーブ鶏足」は1万8500ウォンから1万9900ウォンに、それぞれ上昇した。 (中略)

韓国農水産食品流通公社(aT)によると旧正月連休の後、価格下落を継続していた卵の平均小売価格(30個入り特卵基準)は、3月中旬から再び上がり始め、2日には7844ウォンまで上がった。

これは1ヶ月前の価格7451ウォンより400ウォン近く上がった価格であり、1年前の価格である5084ウォンより2700ウォン以上急騰したものである。

特にAI被害がひどかったソウル・首都圏のスーパーマーケットなど、小売店で売って卵パックの価格は、最近再び1万ウォンを行き来する場合が続出し、庶民のショッピングカートの負担を育てている。
(引用ここまで)

 ここでいう2万ウォンに値上げされたチキンはいわゆる「ハンマリ」、1羽分の鶏を調理したものですね。
 店によって量は微妙に異なるのですが、おおよそ2〜3人分。
 かつては1万5000ウォンくらいでした。
 それをロッテマートが5000ウォンで売ろうとして大騒動になったことがあります。

 かように韓国ではソウルフードと言ってもいいほどにチキンが愛されています。
   企業から40代で肩たたきされてリタイヤ、いやいやながらも自営業になるときの大きな選択肢のひとつがチキン屋でした。
 ちょっとした繁華街だと、もうおまえらどんだけチキン好きなんだよっていうくらいにチキン屋だらけ。
 「ルイヴィトンタック」なんていう店名にしていたのは、有象無象の店の中から差別化を図るためでもあったのですね。
 これが現状ではカフェになってるって感じですか。

 チキンとビールで乾杯というのが韓国の定番でもあります。
 そして貧乏しながらチキン屋を営んで子供をいい大学にやったなんていうのは、韓国でお涙ちょうだいの典型例だったりします。
 言ってみれば庶民の味。
 で、そのチキンがハンマリで2万ウォンになってしまった。
 そして30個入りの卵パックが1万ウォン。

 どちらも鳥インフルエンザが大きな理由になっているようですが、まあチキン屋としても仕入れ価格が落ち着いたとしても値段はこのままでしょう。
 さすがに卵の小売価格は下落するでしょうけども。
 でもま、きっとムン・ジェインが当選すればすべてが好転するのですよ。ええ、そうに決まってます。

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笠原将弘
KADOKAWA / 角川マガジンズ
2016/11/2