米CIA局長「韓半島の局地的衝突で在来式戦争の可能性」(中央日報)
アノニマス「朝鮮半島で第3次世界大戦起きる可能性」(朝鮮日報)
マイク・ポンペオ中央情報局(CIA)局長はこの日、「北朝鮮の核・弾道ミサイルに対する脅威が弱まったように見えるが、これは事実ではない」としながら「危機は進行形」と述べた。

最近、韓国を訪問して韓国情報機関トップと関連情報を共有したポンペオ局長は、北朝鮮の大陸間弾道ミサイルだけを脅威要因に挙げるのではなく、「米国と同盟の軍事的資産が(北朝鮮と)対峙状態にある」という点を強調した。

ポンペオ局長は「(韓半島は)火薬庫のような脅威にさらされていて、これは在来式戦争につながりかねない」としながら局地的衝突が実際の戦争に発展する可能性を警告した。ポンペオ局長はまた、対北朝鮮問題に関連して中国の協力を高く評価した。「中国が今まで見えなかった努力、すなわち外交的圧迫だけでなく貿易中断のような努力をしている」ということだ。
(引用ここまで)
 国際的ハッカー集団「アノニマス」は9日(現地時間)、韓半島(朝鮮半島)情勢の悪化によって、近く第3次世界大戦が発生する可能性があると警告した。

 アノニマスはインターネットに公開した動画で「今後発生することに備えよ」として「韓半島に戦争が潜んでいることを示すあらゆるシグナルが表れている」と主張した。英紙インディペンデントなどが報じた。

 アノニマスは「この戦争は全世界的な結果を招くだろう」として「環境的な面と経済的なレベルの双方で、世界的に非常に破壊的な出来事が起きる可能性がある」と主張した。

 アノニマスはまた「超強大国3か国が混乱の中に引き込まれ、他の国々はどちらの味方につくか選ぶよう迫られるだろう。現在、チェスの駒たちはどんな様子なのだろうか」と疑問を投げかけた。

 さらに「今週だけでも、米国と北朝鮮に対し、過去数十年で最高レベルに達した緊張をこれ以上高まらせることは自制してほしいという要請が多かった。『中国の官僚らは相手を怒らせるようなことを止めるべき』と伝えた」と説明した。

 アノニマスは「実用的な中国までもが忍耐を失っているように見える」と指摘したほか、日本が北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)挑発の危険にさらされており、北朝鮮を先に攻撃することもあり得ると主張した。

 トランプ大統領については「予測不可能なドナルド・トランプ(米大統領)は、金正恩(北朝鮮労働党委員長)と会えるのなら光栄、と話した」としながらも「ホワイトハウスはこれらについて、早い時期に成果を出せるとは考えていない、と一蹴した」と説明した。
(引用ここまで)

 久しぶりの北朝鮮核問題関連の話題。
 先月15日の金日成誕生日である太陽節、および25日の建軍節においてこれといった出来事がなかったので危機は後退したというような話も出ていますが。
 なにも変わっていないというのが実際のところですね。
 ピックアップした記事のように、戦争の起きる可能性は毫ほども減じていないのが現状です。

 というわけで2017年5月半ばの状況をまとめておきたいエントリです。

 「北朝鮮核問題」の状況はなにも変化していない。
 いつ核実験してもおかしくないし、実際にやろうとしていたけども中国から「国境を完全封鎖する」といわれて中止したという報道もありました。

北朝鮮 核実験いったん通告も、中国が「国境封鎖」と警告(TBS)

 報道は先月20日に核実験を予告していたのだけども、中国から「完全に国境を封鎖する」という圧力があって中止したというものです。
 この報道でもあるように、最大の問題は中国の圧力がどれほどのものになるのかというところでしょうか。
 本当に原油を絞っているのか、絞っているとしてその効果はどれほどのものなのか。
 北朝鮮から石炭の輸入を認めていないというのは事実のようですが。

 本当に中国は北朝鮮をコントロールできているのか。
 共産党は瀋陽軍区をコントロールできているのか。
 中国人民解放軍はそれぞれの軍区における「私軍」の性格を強く持っているので、中央からの統制ができないのではないかという問題もあります。
 さらにそもそも瀋陽軍区は江沢民派であり、習近平派の中央と反目しあっているのではないか。
 抑えこもうとしても北朝鮮の国内問題もあるのではないか。

 まあ、挙げていこうと思えば不安点はいくらでも出てくるのですが。
 いくらコントロールできているつもりであっても、現状のような不安定な状況ではなんらかのごく小さなアクシデントがドミノ倒しを生んで事態を展開させてしまうなんてことはいくらでもある。
 第一次世界大戦はそうして起きましたっけ。

 1990年以降で最大の激動がこの2-3年で起きる、その舞台は東アジアであるということまでは間違いないと思うのですが。
 それが戦争という形になるかどうかまではちょっと不明ってところですかね。
 さて、そんな中で大統領に就任した「親北」と目されているムン・ジェインはどう動くのか。個人的には不安定要素がひとつ増えたように感じています。

中東はさらに先ではないかと思われます。そしてなぜかほぼ半額継続中。
中東から世界が崩れる イランの復活、サウジアラビアの変貌 (NHK出版新書)
高橋和夫
NHK出版
2016/6/11