慰安婦に関する日韓合意の再交渉「反対」81.9% 文在寅大統領誕生で「合意守られるか懸念」76.4%(産経新聞)

 産経新聞とFNNによる世論調査で「慰安婦合意の再交渉に応じない日本政府の方針を支持する」とする回答が8割を超えていました。
 ぱっと見ると、今日の読売新聞の世論調査の61%よりもはるかに多い割合で慰安婦合意の再交渉について反対しているように見えます。

 まあこれ、すごく簡単にいってしまえば設問の違いですね。
 読売新聞の世論調査における設問はこう。

「文在寅氏は、大統領選挙の期間中、韓国の元慰安婦を巡る問題を最終的に解決するとした日本と韓国両政府の合意について、再交渉を求めると主張していました。日本政府は、再交渉に応じるべきだと思いますか、応じるべきではないと思いますか」

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 で、その回答が……

・応じるべきだ    25
・応じるべきではない 61
・答えない      14

 というものでした。日本政府と回答者は同じ視点に立っています。
 どちらかというと「あなたはどう思いますか?」という立場で尋ねられている。

 その一方で産経新聞FNNの正確な質問文言はFNN世論調査のページに上がっていないのですが、ざっくりとこんな感じ。

「日韓合意の再交渉に応じないとする日本政府の方針を支持しますか、支持しませんか」

・支持する  81.9%
・支持しない 12.3%

 これは日本政府からやや離れて第三者的な応援する(応援しない)位置に立つ視点。支持不支持ですからね。
 自らの責任が軽くなる設問とでもいいますか。日本政府の方針をどう見ているのか、という問い。

 別にどちらの設問がどうというわけではなく、視点の違いがあるだけです。
 実際の数字この両方の真ん中あたりにありそうな感触ですかね。
 「周囲の人間は100%○○だ!」っていう勘違いもありがちな話。立場が左右どちらでも「おまえの周りではそうかもしれんな。おまえの周りでは」って言われておしまいです。

統計でウソをつく法 (ブルーバックス)
ダレル・ハフ
講談社
1968/7/24