ムン・ジェイン政府、微細粉塵の削減のために「軽油車退出」始動した(ソウル経済)
老朽化した石炭発電所の「シャットダウン」でPM2.5減らす(ハンギョレ)
火力発電所 稼働中断で粒子状物質低減効果=韓国政府(聯合ニュース)

 ムン・ジェインの大統領選における公約に「新規建造中の石炭火力発電所を見直す」というものがあったのですが。
 韓国で大気汚染の主犯となっている微粒子状物質の排出制限を施策の目玉とするようです。
 ざっくりとですが、やろうとしていることはこんな感じ。

 ・工程率10%未満の石炭火力発電所は建設見直し
 ・老朽化石炭火力発電所は電力需要が平均以下の月は稼働停止
 ・LNG火力発電所の追加稼働
 ・老朽化ディーゼルエンジンは2030年までに全面運行禁止

 季節によっては世界三大空気汚染大国としての名を馳せるようになった韓国ですので、対策も急を要するわけですが。
 韓国人のリアクションはいまひとつ。
 というのも自分たちが微粒子状物質排出の主犯であるということを認めたくないようなのですよ。
 最初の記事はNAVER配信でコメントが1000以上ついているのですが、その大半は「こんなことしても意味ない。汚染の大半は中国から来ているのだから」みたいなものでした。

 ですがグリーンピースによると韓国で広がるPM2.5の原因中、中国由来のものは30%といったところ。
 つまり7割は韓国産なのですね。
 韓国は世界に冠たる石炭火力発電所大国なのですよ。全発電量の4割が石炭火力。もちろん、原価を下げるために脱硫装置なんて使いません。
 というわけでこういった対応はそこそこ効いてくるとは思いますが……。
 ただまあ、そこ優先なんだっていう感じはしますね。