釜山少女像条例が市議会常任委員会に上程されなかった理由とは(ハンギョレ)
 ソ・ビョンス釜山市長は23日、ハンギョレとの電話インタビューで「ユン長官が、釜山少女像保護条例が市議会の福祉環境委員会に上程される前日の16日午後、電話をかけてきて、少女像保護条例の市議会常任委員会への上程を見送られるようにしてほしいと要請した。事情が理解できたため、行政副市長などに市議会と共に民主党などに状況を説明するよう指示した。外圧はなかった」と明らかにした。さらに、彼は「ユン長官はまだ在任中で、現政権の人だ。ユン長官が悪化した韓日関係を解決しなければならない現政権を助けようとしたのではないかと思う」と付け加えた。

 ユン長官とソ市長の通話事実が公式確認され、ユン長官が、釜山少女像保護条例が常任委に上程されなかったことでさらに深まっている、共に民主党や自由韓国党、釜山市の軋轢を煽ったという批判の声があがっている。少女像保護条例案を発議したチョン・ミョンヒ釜山市議員(共に民主党)は「ユン長官は韓日政府の慰安婦被害者拙速合意の張本人であり、裏面合意疑惑の当事者として、聴聞会に立たされるべき人なのに、条例案の上程を保留させてほしいと釜山市に圧力を加えた」と批判した。彼は「ユン長官の行動は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が日本の安倍首相との電話会談で、少女像の問題は民間の領域なので、政府(の役割)には限界があると述べたことにも背馳する。釜山市も中途半端に介入した」と付け加えた。 (中略)

 これに先立ち、パク・ジェボン市議員(自由韓国党)は22日、ハンギョレとの電話インタビューで、「パク副市長に直接連絡して確認した結果、(ムン・ヒサン)日本特使がチェ・インホ委員長に条例の上程を見合わせてほしいと要請しており、チェ委員長がその内容をパク副市長に伝えた。共に民主党の要請で行われた一連の事態をまるで自由韓国党の問題であるかのように仕立てている」と主張した。全体議員8人の中で、自由韓国党所属が7人の釜山市議会の保健環境委員会は、釜山市の要請を受け入れ、17日午後2時に会議を開いたが、少女像保護条例は上程しなかった。
(引用ここまで)


 まだ新任の外交部長官は国会の承認を受けていないので、候補段階。
 現外務大臣はユン・ビョンセであるわけです。

 日本総領事館前にある慰安婦像を保護するための条例というものが、釜山市議会に提出される予定だったのです。
 現在の慰安婦像は違法設置物であるので、設置に法的根拠を持たせようという試みです。去年末の設置当初から語られていましたね。
 その条例の上程が先週に予定されていたとのことなのですが、それがユン・ビョンセから釜山市長への電話で取りやめになったと。

 事実かどうかは分かりませんが、少なくとも市長はそのように主張しているとのこと。
 で、現在の野党である自由韓国党の市会議員によると「ムン・ヒサンから日本へ向かう前にそのような要請があったからだ」と言い出している。
 ただの政争ですね。
 市長は旧セヌリ党(現在の自由韓国党)に属していたように記憶しているのですが。

 それはともかく、もはや「日本と前政権が結んだ裏合意がある」というのは前提なのだなー。そのあたりを次のエントリで紹介予定。

おや、こんな面白そうな本が……。
政争家・三木武夫 田中角栄を殺した男 (講談社+α文庫)
倉山満
講談社
2016/12/20