「1年無料」のイベント当選にたった1杯... 裁判所「229万ウォン賠償」(ニューシス・朝鮮語)
1年間無料で飲料を提供するとのイベント広報したものの、当選した消費者に飲料「1杯」のクーポンを与えた有名なコーヒーチェーン店スターバックスに対して裁判所が賠償責任を認めた。

ソウル中央地裁民事1単独ジョ・ジョンヒョン部長判事は、消費者Aさんがスターバックスを相手に起こした損害賠償請求訴訟で「229万3200ウォンを支給せよ」と原告勝訴判決した24日、明らかにした。

Aさんは、昨年10月から11月まで行われたスターバックス抽選に応募した。当時スターバックスは、会員が特別な事情をホームページに上げて、SNS(ソーシャルネットワークサービス)で共有すると、抽選で100名を選定、1年間無料の飲み物クーポンを提供すると宣伝した。

Aさんは、イベントに当選されたが、スターバックスは無料の飲み物クーポン1枚を提供した後、「イベント告知が間違いだった」と釈明した。

これA氏が問題を提起すると、スターバックスは、Aさんに「クーポン20枚とスケジュール手帳を与える」との合意を試みた。

Aさんは、これを拒否して公開謝罪を要求したが受け入れられなかった。するとAさんは「コーヒーの値1杯の価格である6300ウォンを基準に364一致価格に該当する229万3200ウォンを支給せよ」と訴訟を起こした。
(引用ここまで)

 大本のキャンペーンページを見ていないので、詳細についてはなんとも言えないのですが。
 キャンペーンプレゼントが100名に当たるっていうところから見ても、本来の意図としては「1年間有効の無料クーポン(1杯)〜」というのが実際だったのかなーと思われます。
 まあ、言い回しがどうこうというのはあるでしょうけどね。

 それが「1年分の無料クーポン」と読める文章になってしまう可能性は充分にあるでしょう。なにしろハングルですし。
 で、1杯分6300ウォンの1年分となる229万ウォンを支払えと裁判所に訴えたら満額認められてしまったと。
 364日分なのは1杯のクーポン分を除くということでしょう。
 まあ、韓国のスターバックスがヘタを打ったな……というのが印象です。
 どうせコーヒーの原価なんて1/10以下なのですから、20杯といわずもうちょっとおまけしておけばよかったのですよ。
 100人が当選したということですから、これから同様の訴訟もあるのでしょうね。

 このニュースからふたつのことが理解できると思うのですが。
 ひとつはスタバが異様に高いこと。
 「1杯分」がどのメニューでどの大きさの1杯分なのかは分かりませんが、6300ウォンは今日のレートで625円ほど。
 ニューヨークではWi-Fi環境+座って作業ができる場所を求めてほぼ毎日スタバに通っていましたが。
 韓国では1回行ってやめにしましたね。とにかく、異常なほどに高い。
 日本もまあ高いですが、明確に日本以上の値付けです。世界でも屈指の高さではないかなと思われます。
 ハーゲンダッツが韓国のコンビニでは異様な値段で売られていましたが、それと同じ感覚なのでしょう。

 そして、訴訟について日本人よりもはるかに気軽に訴えること。
 こちらはアメリカ並みのお手軽さなのです。まあ、ああいう性格の人が多い国ですから、裁判所で決めてもらおうというようなことも多くなるのでしょう。自分の正義を証明してもらおうと考える人間が多いということでしょうかね。
 今回は「私がもらうべきものは1年分のクーポンか、それと同等のお金だ」と突っ張った韓国人の勝ち、というわけです。
 若干、声闘(ソント)の伝統を感じなくもないですかね。

スターバックス成功物語
ハワード・シュルツ /ドリー・ジョーンズヤング
日経BP社
1998/4/27