【コラム】二階特使の愚行こそ韓国が過去を忘れられない原因だ(朝鮮日報)
 日本で商売する韓国企業がいつもありがたいと思っているのが二階俊博自民党幹事長だ。二階幹事長は自民党の主要派閥を率いる11期目の議員で、1990−2000年代の小渕・小泉・福田首相の下で主な閣僚を務め、安倍晋三首相の信任も厚い。

 「そのような人物が韓日関係が難しくなるたび骨身を惜しまず『韓国と仲良くしよう』と声を上げてくれるから心強い」という韓国人も多かった (中略)

ところが、二階幹事長は「悪巧み」という一言で冷水を浴びせた。もちろん、発言全体を見ると、何を言いたかったのかは理解できる。二階幹事長は10日、全羅南道木浦市で野党「国民の党」の朴智元(パク・チウォン)前代表をはじめ韓国の国会議員らと会った時、「両国を遠い位置付けに持っていこうとする勢力が韓国にも日本にも少数だが存在する。悪巧みをする連中は見つけたら撲滅しよう」と言った。 (中略)

 二階幹事長が使った日本語の単語「悪巧み」は、この30年間の外交の舞台で日本の政治家が使った例がない。日本のメディアがこの言葉を使うのは次の2つのケースだ。「主人公が悪者の悪巧みを見破って…」などと映画・芝居のあらすじを説明する時と、問題を起こした悪徳業者が「悪巧みをするつもりはございませんでしたが…」と釈明する時だ。害虫でもなく人間に「撲滅」という言葉を使うのも、警察が「破廉恥犯を撲滅する」と宣言する時以外はない。2015年にイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が日本人の人質を取って脅迫した時、ISに対しても使わなかった言葉だ。

 「インドを400年支配した英国も、インドに正式に謝罪したことがない」という日本の知識人が時々いる。「それとは違い、日本はすでに何度も謝罪したが、韓国はそのたびにさらに謝罪を要求する」という不満が行間ににじみ出ている。それに対しては、ただ一言だけ言いたい。日本が謝罪したのも事実であり、韓国が固執しているのも事実だ。しかし、日本以外のどの先進国も日本のように卑劣な言葉を繰り返して傷をつつくようなことはしない。

 二階幹事長は自身の発言にもっと慎重になるべきだった。日本は韓国が過去に執着していると批判するが、韓国が過去を忘れられない大きな原因はまさにこのような愚行にある。 
(引用ここまで)

 因果が異なるんですよ。
 韓国が固執してきて、いつまで経っても謝罪しろ謝罪しろと言い続けている。
 だからこそ、二階のような徹底した親韓派は日韓関係に仇なそうとする連中に向けての言葉を出さなくちゃいけなくなる。
 二階にしてみれば利権を貪りたいのだから、日韓が離反するのは困るのですよ。
 最低限、べったべたにならないまでもうまくつきあっていくレベルは保ちたいというのが意向。

 二階の立場では日本側だろうと韓国側だろうと利権を邪魔する輩は廃していくしかない。
 政治的には慰安婦問題は「最終的かつ不可逆的」に解決した事案であるのです。それを蒸し返されることは二階にとって最悪の事態。
 韓国側の蒸し返しに対して日本側が反発してしまえば、利権もくそもなくなってしまうから。
 二階にとっては蒸し返そうとする連中は「悪巧みをする連中」なのですよ。いてもらっては困るのです。

 でもまぁ、そういう立場の親韓派ですら韓国人は気に入らない。
 道徳性で完全に韓国の下に存在している日本人なのに、こんな風にして口答えをしてくること自体が気に入らない。
 なので、この記事にあるような「卑劣な言葉を繰り返す」というような視点になってしまうのです。

 そういう構造から抜け出そうとしているのが、いまの日本側から見た日韓関係なのですけどね。
 まだ完全に抜け出せてはいませんが、それには韓国側の努力が少々必要になるでしょう。慰安婦問題を蒸し返してきたら、ようやく完全に旧来の日韓関係は終了するのですよ。
 このあたりの構造は詳しくはもう少し後に解説します。