次期駐韓米国大使にビクター・チャ氏が内定か(朝鮮日報)
 米国のトランプ政権は次の駐韓米国大使にジョージタウン大学教授で戦略国際問題研究所(CSIS)のビクター・チャ氏を就任させる方針を固めたことが22日までにわかった。ワシントンの複数の外交筋によると、ホワイトハウスはチャ氏を次期駐韓大使とすることをすでに決め、現在事前の検証作業を行っているという。米国務省のある関係者も「現時点ではチャ氏が最も有力だ」とコメントした。

 トランプ大統領就任からおよそ5カ月が過ぎたが、駐韓米国大使は今なお空席状態が続いており、現在はマーク・ナッパー副大使が大使代行を務めている。ワシントンの外交関係者や韓国情勢の専門家たちの間からは、すでに数週間前から「北朝鮮についてよく知る人物」「最近になってよく名前が取り上げられる人物」が次期大使に就任するとの声が聞こえていた。チャ氏はブッシュ政権ではホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)アジア担当補佐官を歴任しており、トランプ政権でも国務省や国防省のアジア担当次官補候補として何度も名前が上がっている。韓半島(朝鮮半島)問題に関する専門性が幅広く認められているのがその理由だ。 (中略)

 一方、現時点で韓半島周辺国の大使はほとんどが決まっている。駐中国大使には習近平・国家主席と30年来の知人として知られるブランスタド・アイオワ州知事が内定し、先月議会上院での認証を終えた。駐日大使には投資会社を経営するウィリアム・ハガティ氏が指名され、議会での聴聞会もすでに終えている。
(引用ここまで)

 ほう、ビクター・チャ氏といえばホワイトハウスでNSCアジア部長を務めた後に外交シンクタンクのCSISに入り、現在はシニアアドバイザーの地位にある人物。
 ニューズウィークで韓国特集がある度に寄稿している、あるいは中央日報にも多く寄稿している東アジアの専門家。

 以前は北朝鮮も含めて「東アジア全体で調和のとれた〜」というような感じの宥和的な話をしていて、日米韓の三角防衛についても「敵意の中での協調」という論文を書いていたのですが。
 近年になって「日本が慰安婦問題で何度謝罪しようとも中韓はそれを外交カードとして使うだけなので無駄」というような感じで日韓関係については若干、匙を投げてきた感がある人物です。

 この人が駐韓アメリカ大使になるのであればなかなか面白い事態ではないかな、と思われます。
 少なからず東アジア事情を俯瞰できている人物ですから。
 実際にはまだ内定すらしていなくて、「有力な候補」という段階のようですが。
 しかし、トランプが就任してから5ヶ月が経過しているのに、いまだに駐韓アメリカ大使は内定すらしていなかったのか……。
 どうしてもこういう部分で扱いの軽重は出てしまいますね。

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