英国防相「北朝鮮への軍事オプションはまだ遠い話」(中央日報)
米国が北に先制攻撃を仕掛けるなら、有力な方法は(朝鮮日報)
北朝鮮が米国のアラスカまで攻撃できるICBMを開発したと主張したが、北朝鮮に対する軍事オプションはまだ遠い話だと英国のファロン国防相が明らかにした。AFP通信が7日に報道したもの。
(引用ここまで)
 香港紙「サウス・チャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)」が、北朝鮮に対する米国の先制攻撃の方法として「核と在来式攻撃能力を同時に無力化させる3重の空爆が有力」との見方を示した。

 SCMPのコラムニスト、トム・ホーランド氏は9日(現地時間)、SCMPの電子版に掲載された「次の韓国戦争(朝鮮戦争)はどのようになるだろうか」と題するコラムで、米国による北朝鮮への先制攻撃について予想した。

 ホーランド氏は「米国が北朝鮮に先制攻撃を仕掛ける場合、一度に北朝鮮の核施設を完全に破壊するだけでなく、在来型兵器や化学兵器による韓国や日本への攻撃も不可能にする必要がある」と分析した。

 同氏は「米軍が地上から休戦ラインを超える可能性はない」として「3種類の空爆を同時に行う可能性が高い」と指摘した。 (中略)

 しかしホーランド氏は、これらの攻撃の問題点として「あらかじめ2000基以上の巡航ミサイルを搭載できる米海軍の潜水艦と150機以上の戦略爆撃機を準備する必要がある。動きを事前に察知される可能性があり、計画・訓練・攻撃・演習にも数か月を要する」と指摘した。
(引用ここまで)

 イギリスの国防相が北朝鮮への軍事オプションへ言及。
 といっても、「軍事オプションはまだ遠い話」(we are a long way away from looking at military options.)というものではあるのですが。
 それでも「軍事力行使のオプションが遠い」という言葉からは、逆説的に「あり得ない話ではない」という可能性を嗅ぎ取ることができます。
 先日、アメリカの国連大使であるニッキー・ヘイリー氏の「軍事オプションもあり得る」という安保理における会議での発言からこっち、明白に「軍事オプションを取るのであれば……」というような話が増えてきています。

 その文脈に乗っているのが後者の「北朝鮮を攻撃するのであれば……」という記事。
 B-2、B-1Bでバンカーバスターを核関連施設に投下し、改オハイオ級からの巡航ミサイルで指揮系統を寸断、休戦ラインの砲台は巡航ミサイル、B-52の爆撃で殲滅するというもの。
 まあ、順当なところ。
 最後に「訓練、演習には数ヶ月かかる」とありますが、もうすでに空母打撃群を用いた合同演習は行われているのですよね。
 おそらく改オハイオ級込みで。
 あとは戦略爆撃機ですが、これはグアムと日本の在日米軍基地が慌ただしくなったら……かなぁ。

 中国がアメリカに依頼した「対北朝鮮圧力100日の猶予」はおそらくこの週末くらいまで。
 それが過ぎれば「我々は独自に制裁を行う」という言葉が生きてくるのですが……。
 さて。

B-2スピリット (イカロス・ムック 世界の名機シリーズ)
青木 謙知
イカロス出版
2014/7/31