【社説】朴槿恵政権幹部の文書を生中継で公開した韓国大統領府(朝鮮日報)
韓国大統領府は14日に会見を開き「民政主席室の執務室を整理していたところ、キャビネットの中から朴槿恵(パク・クンヘ)政権当時の民政主席室関連の文書を発見した」とした上で、その内容の一部を公開した。文書は2013年3月からおよそ2年にわたり大統領府民政主席室が作成したもののようだ。その中にはサムスングループの経営権継承の支援を検討した資料や、反政府文化芸術関係者の名前が書かれたいわゆる「ブラックリスト」関連とみられる資料も含まれていた。大統領府はこれらのコピーを特別検察に提出したという。 (中略)

 大統領府は会見の際「重要な内容なので、テレビ局などは生中継を準備しなければならないだろう」と予告し、会見の様子は実際に生中継された。大統領府はこれらの資料の公開が朴前大統領や李在鎔被告の裁判に影響を及ぼし、贈収賄罪の成立を後押しすると判断したようだ。大統領府がここまで露骨な形で裁判に影響を及ぼそうとするのは異例のことだ。
(引用ここまで)

 現政権が「前政権の書類を整理していたら不正の証拠を見つけたので生中継を準備しなさい」ですって……。

 こんな政権が就任直後に「私は国民全員の大統領になる」と宣言し、自著では「報復の応酬はやめなければならない」と宣言しているんだよなぁ……。
 韓国では支援してくれた組織には利益誘導し、選挙を手伝ってくれた人物は閣僚として厚遇し、かつての敵はどこまでも高く吊す。
 そのどれが欠けても政権としては成り立たないのですよ。

 あえて言うのであれば金大中→ノ・ムヒョン政権の引き継ぎに際してはほとんど見られませんでしたかね。
 これは左派から左派への政権引き継ぎだったということが最大の要因でしょう。
 その一方でイ・ミョンバク→パク・クネではそこそこの報復があったのですよね。
 まず、パク・クネは逮捕されたイ・ミョンバクの関係者に対して特赦をしないという宣言をしていました。ついで資源外交について追求を行っていましたね。魚ロボットをはじめとした四大河川事業についても同様でした。
 これは保守から保守への政権引き継ぎではあっても、イ・ミョンバク政権を否定する形でパク・クネ政権は誕生したという経緯があったからですね。
 「同じセヌリ党ではあるけども、イ・ミョンバク政権とは中身が違うのです」というアピールをして当選を果たしたので、それなりに報復が必要だったのです。

 つまり、韓国では「前の政権と我々は異なるのだ」というアピールのためには、前政権を高く吊す必要があるのです。
 そして、ムン・ジェイン政権はパク・クネ政権を否定するためだけに生まれた政権であるので、なおのこと激しく、そしてさらに高く吊さなければならないのですね。

 カプチル(甲質)、上位者と下位者の間でさまざまな葛藤があることを韓国ではこう呼ぶのですが、何度かこのカプチルのニュースを伝えてきたときに楽韓Webでは「でも、被害を嘆いている彼らもところ変わって自分の立場が上になれば同じことをしますよ。絶対にします」というように書いてきました。
 ムン・ジェイン政権のやりようを見るに、その言葉の正しさが証明されているように思います。