中国の韓流ファンクラブ、広告代金を踏み倒し(朝鮮日報)
 韓国の地下鉄の広告パネルに芸能人応援広告を出しているある広告会社は今年5月、中国の韓流ファンクラブから広告の依頼を受けた。広告代金は30%が先払いで、500万ウォン(約50万円)は広告を出した後で受け取る約束だった。過去2年で4回も広告を出した得意客だった。ソウル市の三成駅、弘大駅で5月27日から1カ月間、ソウルメトロから700万ウォンで広告パネルを借りた。ところが、約束通りに広告を出し、500万ウォンを請求したところ、ファンクラブの責任者と突然連絡が取れなくなった。広告会社はこの責任者の名前と電話番号を知らなかった。これまで電子メールで連絡を取っていたが、得意客だと信じて取引していた。身元が分からない以上、警察に届け出ることも不可能だ。

 ソウル市江西区のある広告会社も昨年11月18日、中国の韓流ファンから依頼があった80万ウォン相当の地下鉄広告を出したが、代金を回収できなかった。広告費を督促する電子メールを送ると、「私を探すな」という返事が来た。

 最近中国の一部の韓流ファン倶楽部が韓国で広告代をツケにして姿をくらましている。韓国の広告会社が中国のファンクラブの広告を受注するために競争していることにつけ込んだ詐欺だ。 (中略)

 ソウル地下鉄のアイドル関連広告110件のうち約30%は中国のファンが出したものだと推定されている。最もそうした広告が多い三成駅では、15件のうち5件が中国のファンによる広告だ。広告需要が多い狎鴎亭、新沙、三成、江南の各駅の広告パネル使用料は最高で月640万ウォンだ。広告会社ウィーナイスの担当責任者、イ・ユンソンさんは「中国のファンクラブは大量の広告を絶えず発注してくれるので、中小広告会社は彼らを逃すまいと泣きっ面にハチでツケによる取引をしている」と現状を語った。
(引用ここまで)

 ふとニューヨークのタイムズスクエアに独島広告を出したら、韓国系アメリカ人に広告料を持ち逃げされたという話を思い出しましたが、ちょっと構造が違う模様。

 ちょうど3年前、地下鉄広告についてチェックしたのですが本当にすっかすか。
 今年も同じようにチェックしてきたのですが、中心部の駅や乗降客の多いであろう乗換駅なんかだとけっこうあるのですが、ソウルの外縁あたりになるとホームドア広告がゼロの駅なんてのもあるくらい。
 整形通りの狎鴎亭駅の広告はすごかったんですけどね。記事中にも「広告需要の多い駅」とありますが。

 とまあ、こんな状況なのでソウル地下鉄も広告は喉から手が出るほどにほしいのでしょう。
 正確には被害に遭っているのは広告代理店ですが。

 よく分からないのは「ファンクラブが広告を出す」という行為なのですが、ファンクラブが任意のアイドルに対して広告を出している……ということらしいのです。
 所属事務所とかレコード会社(っていう言葉も死語か……音源会社?)ではなく、ファンクラブがこぞって広告を出しているとのことです。ラッピングバスなんかもファンクラブが出しているとか。
 中には「私が出した広告だ」ということをアピールしたいがために、広告料全部をひとりで払って……なんてこともあるそうで。
 特に誕生日とかデビュー記念日とか争うように出す……と。

 ホストクラブの売り上げ争いとか、地下アイドルの物販みたいなものですね。
 で、何度か取引ができてから最後の1回の広告料を支払わずにトンズラすると。
 最初は小さいスペースからやったりするんだろうなぁ。

 まあ、なんというか「韓流ファン」のマナーというか人柄というか、民度そのものがよく理解できる事件ですね。

ゼロからでも始められるアイドル運営 楽曲制作からライブ物販まで素人でもできる!【電子書籍版おまけ加筆つき!】 (コア新書)
コアマガジン
2016/7/22