米情報当局者「金正恩は普通ではないが狂ってはいない」(朝鮮日報)
北の核ミサイルを想定、米ハワイ州で避難訓練実施へ(朝鮮日報)
 コーツ米国家情報長官は22日、NBCテレビのインタビューに応じ、「北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)氏はとても普通ではないタイプだが、狂ってはいない」との認識を示した。

 コーツ長官は「金正恩氏はどう考え、どう行動するのか疑問を抱かせる行動を公然と行ってきた」とした上で、「彼の行動を裏付ける理性的な要因が一部ある。すなわち政権の維持だ」と指摘した。また、「北朝鮮のミサイル発射実験は失敗か成功かにかかわらず、米国にとって実質的な脅威だ」と述べた。
(引用ここまで)
 ハワイ州非常事態管理庁(EMA)は21日、北朝鮮の核攻撃に備え、住民と訪問客の迅速な避難を助け、正しい行動要領を周知するための訓練プログラムを構築し、11月から毎月最初の平日に訓練を実施すると発表した。ハワイニュースナウなど現地メディアによると、同庁は15キロトンの核兵器がホノルルの上空300メートルで爆発したという最悪の状況を想定し、訓練プログラムを作成したという。初回訓練となる11月1日には、北朝鮮の核ミサイルによる攻撃という仮想状況を知らせる非常サイレンが鳴る。住民と訪問客は自宅や周辺の建物の地下などに避難することになる。

 冷戦終結以降、米国が敵国の攻撃に備え、非常訓練を行うのは初めてだ。1400万人のハワイ州住民だけでなく、年間900万人に迫る観光客も訓練に参加することになる。ハワイにとって最大の収入源である観光産業に影響を与えかねないという反発もあるが、ハワイの保安当局は「最悪の状況に備える訓練は必須だ」との立場だ。 (中略)

 最近ワシントン・ポストとNBCテレビが共同で実施した世論調査で、「米国と北朝鮮による全面戦争の可能性を懸念しているか」との質問に対し、74%が「懸念している」と答えた。うち39%は「非常に懸念している」と回答し、米国人の間で北朝鮮が「実質的な脅威」になりつつあることが分かった。
(引用ここまで)

 NBCのインタビューはこちら。



 朝鮮日報がちゃんと訳していますね。感心感心。
 コーツ国家情報長官が「キム・ジョンウンは政権の維持を目的に行動している」とインタビューに答え、かつ「失敗であれ、成功であれ、アメリカにとっては脅威となる」と語った。
 発射実験の失敗は成功への道筋ですからね。
 どちらにせよ脅威になることは間違いない。

 その一方でハワイ州が北朝鮮の大陸間弾道弾に対する避難訓練を行うと発表。
 アメリカ国民にとって、北朝鮮が現実的な脅威として認識されつつある。
 ワームビア氏が亡くなったこと、および北朝鮮がICBMクラスのミサイル発射実験を行ったことで相乗効果が見られますね。

 完全に大義名分はゲットできてます。
 1994年以来の最大の盛り上がりといっても過言ではない。

 問題はアメリカ政府がこの盛り上がりを使いこなすことができるかどうか、ですけども。
 解体作業中のエンタープライズの代わりとなる新規空母ジェラルド・R・フォードも就役して空母の数にも余裕が出たところ。
 かつ、中国に与えた100日の猶予が終わったところでもあるわけですが。

 北朝鮮はさらに三段式のICBMも打ち上げるのではないかとされています。
 核実験もいつやってもおかしくないと。
 さて、そのときにアメリカはどう動くのか。100日が経過した以上、動き始めるとは思うのですけどね。

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柿谷 哲也
SBクリエイティブ
2010/9/15