THAADの配備完了 来年以降に先送り=韓米関係の懸案に(聯合ニュース)
文大統領のTHAAD配備決定に地元住民「朴槿恵政権と何が違うのか」(中央日報)
 韓国政府が28日、THAADが配備されている南部・星州の在韓米軍基地で進めてきた小規模環境影響評価を一般の環境影響評価に変更する方針を発表したことについて、米国はTHAADの年内配備という朴槿恵(パク・クネ)前政権時代の両国合意を正式に変更したものとして受け止める公算が大きい。

 一般の環境影響評価には1年以上かかるとされる。今後の進捗(しんちょく)状況によっては評価期間が短縮される可能性があるが、年内配備は不可能になったとの見方が大半を占めている。
(引用ここまで)
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が29日に高高度防衛ミサイル(THAAD)発射台追加配備という決断を下したことに対し、THAAD基地に近い慶尚北道星州郡草田面韶成里(キョンサンブクド・ソンジュグン・チョジョンミョン・ソソンリ)の住民が反発している。 (中略)

これに対して「THAAD源泉無効共同状況室」はこの日、「THAAD稼動中断と装備撤去のない一般環境影響評価実施を反対する。北朝鮮のICBM級ミサイル発射を口実にしたTHAAD発射台追加配備を中断せよ」と促した。

THAAD配備撤回星州闘争委員会のパク・スギュ状況室長は「国民は眼中にもない、米国の強圧に基づく決定に対し非常に残念だと考える。THAADが北朝鮮の核に対する対応策という主張は国民に対する欺瞞だ。THAADで北朝鮮のICBMを防止できないのに文在寅政権までこのように国民を欺いて愚弄している」と主張した。

円仏教教務のカン・ヒョンオク韶成里状況室報道官もやはり「韶成里の住民たちは今回の政府発表に対し憤怒している。また、一方ではTHAAD装備を奇襲搬入した4月26日のようになるのではないかという不安感もある。朴槿恵(パク・クネ)政権と何が違うのかと思う。泣きたい子どもの頬を叩くようなもの」と述べた。

その上で「これまでは『見守ろう。ある程度は信じる』としていたが、もうわからない」と付け加えた。
(引用ここまで)

 28日には「環境アセスメントを徹底的にやるので年内配備は無理」という決定。
 で、その日の深夜に北朝鮮によるICBMの発射実験が行われまして。
 その翌日(というか未明)にはムン・ジェイン、怒りのTHAAD追加配備宣言

 な……なにを言っているのか わからねーと思うが(以下略)
 環境アセスメントを1年間やるとあれだけ宣言しておいてこれ。
 ムン・ジェイン政権の外交安保特別補佐官は「在韓米軍であろうと大統領であろうと法の上にいることはできない。神でさえもその規定を飛び越えることはできない」と堂々宣言していたほど。
 それを1日で手のひらクルー。
 記事にあるように星州に終結しているプロ市民は激怒状態。

 でもまあ、そもそもTHAAD配備に関しては韓国国民全体の世論調査では配備賛成のほうが多かったほど。
 反対なのは北朝鮮シンパばかりというのが実情だったのですよね。一方的な電磁波の測定実験に反対とかやっている連中は基本的にそれ。

 で、この連中は「配備が決定しようが絶対に検問を解かずに配備させないぞ」と怪気炎を上げているそうですよ。
 THAAD用の発電機の燃料搬入すら邪魔してきたこいつらを排除すらしてこなかったのは、彼らこそがムン・ジェインの鉄板支持層だったからなのですよね。
 さて、こいつらの扱いをどうするのか。そのあたりで「本気度」が分かりそうな感じです。

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