北朝鮮危機:「主導権握る」と豪語の文在寅大統領、北に言及せず(朝鮮日報)
韓国、米に自制要求か 両国高官が電話会談(産経新聞)
 北朝鮮の核問題で主導権を握りながら「運転席に座る」と言っていた文在寅(ムン・ジェイン)大統領の北朝鮮核問題対処構想が、米朝間の緊張の高まりで委縮している。大統領府は10日も「平和管理」と「対話促進」の見解を口にするだけだった。(中略)

朴洙賢(パク・スヒョン)大統領府報道官は記者会見で、「北朝鮮が緊張を高める行為を中止するよう求めた。韓米間の連合態勢を土台に、米国など主要国との協力の下、平和管理のためあらゆる措置を講じることにした」と語った。そして、「韓半島(朝鮮半島)問題の核心的当事者である韓国政府は、北朝鮮に対して対話の扉を開き、緊迫した状況の解消と外交的努力を展開することにした」とした。(中略)

 文大統領は同日行われた首席秘書官・補佐官会議でも、北朝鮮問題に言及しなかった。(中略)

文大統領は大統領選挙時だった4月、「北朝鮮の核問題を米中など隣国にだけ任せておくことはできない。韓国が主導しなければならない」と言った。先月の訪米時は「南北関係で周辺国に頼らず、韓国が運転席に座って主導していく」と言っていた。

 しかし、北朝鮮が先月、大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことから、文大統領の「運転席論」は現実味を失っている。7日の電話会談でトランプ大統領が南北対話を試みたのかどうか尋ねると、文大統領は「私の対話提案は北朝鮮のミサイル挑発に関連したものではない」と、南北対話の主題が北朝鮮の核問題でないことを明らかにした。
(引用ここまで)
 韓国大統領府は11日、鄭義溶国家安保室長と米国のマクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が同日、電話会談したと発表した。グアム沖への弾道ミサイル発射計画を発表した北朝鮮への対処を協議する中で、トランプ米大統領が北朝鮮を威嚇する発言を続けていることについて、鄭氏は自制を求めた可能性がある。
(引用ここまで)

 「朝鮮半島の問題で主導権をとるのは我々韓国である」「運転席に乗っているのは韓国であって、隣国ではない」と堂々の宣言をしていたムン・ジェインですが。
 いわゆる「グアム事態」になってですら、なんの主導的役割を果たそうとしない。
 7月の北朝鮮によるICBM試験発射以降、やったことといえばTHAADミサイルの追加配備命令くらいなものですか?
 それも「臨時配備」とかいうわけの分からない話。いつまでが臨時なのやら。

 その「臨時配備」以外なにをやったのか……。
 夏休みに入って延期していた電話での米韓首脳会談はようやくやりましたっけ。
 ろくな中身もありませんでしたけどね。
 要するに「北朝鮮核問題」に対して韓国が先陣を切って解決に向かうなんてことをやるつもりはないのですよ。
 とりあえず口でだけ対話対話とうわごとのように言っていれば、そのうちなんらかの形で対話できたときに「我々の対話路線が結実したのだ!」って胸を張って言うことができますからね。

 ですが、事態は完全に逆方向に向かっています。
 韓国が……というか、ムン・ジェインが主導的立場を主張したいのであれば、いまこそがその立場を強化できる事態だと思うのですが。
 これだけ世界中が北朝鮮核問題を注視している状況なのですから。
 まあ、なにをどうしても自分の望むような結末は得られそうにないので、アメリカに「事態のエスカレートをさせる行為を自粛してもらえないか」とか言い出しているのでしょうが。
 やっぱり大統領に向いていなかったんじゃ……。