「投資の鬼才」の韓国未来に対する警告…「大きな危機が到来するだろう」(中央日報)
ジム・ロジャーズ氏「韓国はもはや投資の魅力ない国」(朝鮮日報)
また、ロジャース会長は「韓国株式の時価総額30位のうち財閥系列会社ではない会社はただ5社だった」として「世界どの国も少数企業が国家経済の半分を占めることはない」と指摘した。

同時に、「つまり、韓国経済が3社にかかっていると言える」とし「だから、韓国に投資することができないのではないか」と反問した。 (中略)

ジム・ロジャース会長は「韓国の若者たちは誰もが公務員を夢見ているが、このような場合は世界どこにもない」とし「私が懸念しているのは今後、韓国の人口も減り、借金もますます増えているが、皆が公務員になりたいと思っていること」と主張した。

また、「それでは、その借金は誰が返すだろうか。中国、ミャンマー、ベトナムとどう競争することができるだろうか。悲しいことだ」と付け加えた。
(引用ここまで)

 これまでジム・ロジャーズは日本市場に対して悲観的な予測を繰り返したり、「日本の若者は北朝鮮に移住すべき」と発言するなどしてきたせいで、韓国では神のごとくに扱われてきた人物なのです。
 どうも北朝鮮にすでになんらかの形で投資しているか、投資の約束を裏でしているかという感じがするのですけどね。
 そのくらいに異常なくらいの北朝鮮推し。

 まあ、そんな人物が「もう韓国はダメ」と言い出した。韓国のKBSで放映されたインタビューだそうですが。

 ・財閥に支配されすぎている。
 ・その結果、若者の目が公務員にしか向いていない。
 ・家計負債も大きすぎる。
 ・社会が停滞のさなかにあるのだ。

 この記事でも「韓国はダメだけど統一されたら投資するよ」と言っているあたり、先に述べた北朝鮮にすでに投資済みではないかという疑惑が拭えないのですが。 まあ、それはともかく。
 ついでもうひとつの記事。

「韓国人は『知っていること』に挑戦しない…閉じ込められた状態ではノーベル賞は期待できず」(中央日報)
−−韓国人の創意性にはどのような問題があるか。なぜ科学分野のノーベル賞受賞者が出ないのだろうか。

「2つのことが言える。最初に、韓国人は多くのことを知っているが『我々が知っていると考えること』異議を唱えて挑戦しない。ほとんどすべての偉大な発見と発明は、基本前提に挑戦して『我々が知っていると考えること」を逆にひっくり返す。挑戦する方法を学ぶのは難しい。恐ろしいことでもある。第二に、多くの発見者・発明者は『ポリマス(polymath、博学者)』だ。ポリマスは2つ以上の分野について専門的な訓練を受けた人だ。彼らは、例えば一分野の問題を第2、第3の分野の技法や知識を結びつけて解決する。多方面に知識がなければ発見・発明はない。韓国人は単一の専門分野に閉じ込められている。閉じ込められた状態では他の人と全く同じことを考えるようになる」
(引用ここまで)

 寡聞にしてこのロバート・ルート・バーンスタイン氏のことを知らなかったのですが、著書はだいぶ面白そうな内容なのであとで原著で読んでみようかと思います。
 さて、この記事では「ノーベル賞クラスの研究はどのようにして生じるのか」という話をしています。

 ふと白川英樹博士のことを思い出しました。
 ピョン・ヒョンジクという当時の韓国人留学生が単位を間違って実験したところ、変な膜ができた。「さて、この膜はなんだろう」と考えて濃度を濃くして実験を続けた結果、導電性高分子の発見に至ったと。
 ちなみに韓国では白川博士がノーベル賞を受賞するに至って「真の発見者はピョン・ヒョンジク」とか「ノーベル賞を共同受賞しなければならなかった」とか書いているマスコミもあったのですが。

ミスでノーベル賞(全北道民日報)

 違うのですよね。
 なにか目的とするものができなかったときにどう対応するのか、という問題なのですよ。
 「セレンディピティ」を備えているかどうか。
 田中耕一さんの場合も間違えて混合した物質で「いいや、実験しちゃえ」とやったところ発見に至った。
 韓国であれば「よく分からないものができてしまった」「試料作りに失敗した」で終わりなのではないかなと。

 投資と科学、まったく異なるふたつの分野から「韓国は停滞してしまっている」と同じことを提言されているのですよ。
 社会として人々の心が停滞せざるを得ない状況に置かれている、とでも言うべきでしょうかね。
 ちょっとシンクロニシティを感じてニュースを並べてみました。

ノーベル賞の100年 自然科学三賞でたどる科学史 [増補版] (中公新書)
馬場錬成
中央公論新社
2009/11/1