[文化散歩]日本で感じた文化の底力(世界日報)
娘が東京で音楽を勉強していて、週末を利用してちょっと行ってきた。二時間ほどで届く距離であるものの考えていることから生活態度に至るまで、私たちとは、おそらくそれほど違うのか... 。
放送人だから大衆文化やアルバムの方、特により多くの関心を持ったのは、一応はいくらデジタルの世界ができていても違法にダウンされず、多くのユーザーがアルバムを買う姿が非常に印象的だった。韓国は昔に比べてアルバム販売量が10分の1ほどにまで減った。日本人はまだアルバムを買って所蔵する。
また、都心から田舎の小さな村に至るまでライブステージが多く、必ず有名な歌手がなくても生活の問題が解決されることができるという点が私たちとは大きな違いだ。韓国歌手が積極的に日本に進出したい理由が、このようなところにあるのではないかと思う。 (中略)

東京で長年の友人である画家オ・ミョンフイ個展を見回す機会があった。日本で展覧会をして、本当に驚いたのは、日本画家でもない韓国画家の小さな展示会に電車に乗って遠い距離を訪ねてくる老人が多い点だという。
着飾った高齢者もいるが、中には粗末な姿の老人が一人でやってきて、真剣に絵を見て、あれこれ聞いて行くのと友達の言葉多くを考えるようにする。一言で文化の底力だ。
田舎の隅々まで歌手のライブ公演を楽しむことができ、引退した高齢者もギャラリーに向かい余裕のある姿を、私たちもすぐに持たれることを希望したい。
草の根民主主義も良いが、草の根文化国家がなければならない生活の質という面で真の発展ではないかと思う。
もちろん、いくつかの面で、私たちが日本を凌駕する要素は全く多いと思う。私達は、母親が子供の気を生かす教育をしており、日本は気を殺す教育をする。幼い頃から「他人に迷惑をかけない」と強調してみると、大人になってもほとんど気迫がなくなるのだ。知識情報社会での韓国は、無限に広がっていく可能性が豊富なデジタル王国だ。日本はいまだに家業を継承する家が多く、正直な面は引き立つが、重要なのは柔軟性に欠けるという点である。
そういえば、著作権の面では柔軟性がないというのが長所になることもあることはする。娘が私たちのお金70万ウォン程度でPhotoshopを買おうとする日本人の友達に無料でダウンロードしてくれるとしたが恥を受けたことがあるとする。いくら高くても正当に買いたいと思う一言でしょげたことがあったが、歌も必ずお金を出して落として、不法にダウンロードする事例がほとんどないことを見れば、なぜ歌手が躍起になって日本に進出しようとしていることを理解できる。
(引用ここまで)
 アリアナ・グランデのエントリを書くときに、ふと思ったのですが。
 CDなりiTunesミュージックストアなりで購入する割合が大きければ、アーティストとしても「マーケットである」という認識ができるのですよね。
 出すアルバムは軒並みビルボード1位(最新アルバムは2位)になる彼女ほどのアーティストであっても、訪韓公演ははじめて。それは「マーケットではない」という認識が大きいからでしょう。

 たとえばソフトウェアの違法コピー率は2011年で40%。OECD加盟国としてはかなり高め。
 ソフトハウスは一切パッケージソフトを作らない。なぜなら発売日と同時に違法サイトに載せられるから。韓国で初期のオンラインゲームが隆盛したのはそんな理由からなのですよね。

 で、ふと思い出したのですが、この記事を紹介したことがなかったなと。
 10年前の記事ですが、そのまま掲載されているありがたさよ。

 「娘が日本に留学していて、東京を訪ねると文化の底力を感じる」というものなのですが。
 Photoshopを買うことが「著作権の面で柔軟性がないことも利点になる」とか書いていて、当時げんなりしたものです。
 高価なソフトを購入することが「柔軟性がない結果」ですからね。
 これと同じような話は「日本はマニュアル社会だから条約を守ろうとする」とか話していましたね。日本は硬直した社会だから云々〜というのは、『日本通』の韓国人による決まり文句のようなものなのです。

 ちなみに当時のPhotoshopの値段は、たしかに7万円ほどしましたね。いまは月額制になりましたが。

 10年前と一昔前の記事ではありますが、国民の傾向というものがそうそう変化したりするわけないのです。

 日本のファンというのは本当にロイヤルティが高く、一度ファンになってくれたら長くつきあってくれる。アイテムも「アーティストのために」買うような層が多い(ここで自分のBABYMETALでの出費を見ないふり)。
 そうする余裕があり、そうする喜びを知っているというべきか。
 そういう場所でコンサートをすることは、単に興行で収入を得られる以上の相乗効果があるのです。

 じゃあ、韓国はどうだったかというと。
 1月のメタリカの物販テント、スッカスカでしたね……。
 あれじゃあ、他のアーティストも訪韓してまで公演しないわな、と感じましたよ。
 この記事はそのあたりの「韓国の事情」を如実に語っていると思いますね。