サムスン副会長懲役5年、韓国法曹界が見た判決の意味(中央日報)
法曹界内外で最も多く取り上げられているのは「暗黙的請託」を認めるかどうかだ。1審裁判所はサムスンの乗馬支援を朴前大統領に対する賄賂だと判断した。すなわち、サムスン側が明らかに請託はしていないが、暗黙的に継承作業に関し請託したその代価として支援が行われたという判断だ。だが、明確な請託がない状況で情況証拠だけで賄賂のやりとりがあったとみるには無理があるという指摘が出ている。検察官出身のあるロースクールの教授は「具体的な請託はなかったが、一種の禅問答を通じて両側が望むところを実現したと見るのは作為的だ。控訴審でも再び論争になるだろう」と指摘した。

「消極的な賄賂提供」の判断も控訴審で扱われるものと見られる。裁判所は李副会長などに対する有利な量刑要素として「大統領の要求を簡単に断ったり、無視したりすることは難しかったと見られる点」を取り上げた。ある判事出身弁護士は「大統領の要求を無視できず従った点を認めながらも、賄賂供与と見た部分は問題になる可能性がある」と話した。
(引用ここまで)

 「もっと重罰を科すべきだった」という国民情緒法の人々に比べて、法曹界からはあるていどまともな声が上がっているってところですかね。
 ただまあ、こんな原則論も当事者じゃないから言える(書ける)わけですよ。

 たとえば今回の裁判で無罪判決、あるいはそれに近しい判決(執行猶予等)であれば、抗議のデモが起きたでしょう。
 それも相当に激しいそれが。
 判事の家族構成や自宅住所といったプライバシーはすべて暴かれ、私生活は破壊されていたでしょうね。
 実際に検察からの逮捕状請求を棄却した裁判官はそんな目に遭ってます

 国民情緒法に反したら、あるいは「ろうそく革命」に対して反革命分子として認定されたら、人生は終わりなのですよ。
 そんなリスクを背負ってまで、「黙示的請託」を否定し、贈賄がなかったという事実認定ができる裁判官が存在するのかどうか。
 楽韓Webでは事前から「イ・ジェヨンは国民感情的にも、ムン・ジェイン政権の成り立ちからも有罪にならざるを得ない」と語ってきましたが。

 まあ、現実にそうなってみるとそれはそれでがっくりきますね。
 こんな国を相手に正論を語らなくてはいけないのですから。