韓日議連会長「関係正常化を」 日本大使との昼食会で(聯合ニュース)
 韓国国会の丁世均(チョン・セギュン)議長と韓日議員連盟の姜昌一(カン・チャンイル)会長(与党・共に民主党)が30日、長嶺安政・駐韓日本大使をはじめとする日本大使館関係者と昼食会を行った。姜氏が報道資料で伝えた。

 その席で姜氏は「北の挑発により北東アジア地域の安全保障のリスクがさらに大きくなっているため、韓日関係の正常化を通じ、解決に向けて努めなければならない」などと述べた。

 また「韓日間にはさまざまな問題が山積しているのが現実だが、テーマごとにアプローチし、両国の相互発展のために多様な方策を模索しなければならない」と指摘した。
(引用ここまで)

 うーん?
 いまの日韓関係が正常ではない、とはまったく思いませんね。
 朝鮮半島有事が予見される状態でやむなくとはいえ、駐韓日本大使も帰任していますし。

 一部には慰安婦合意が履行されていないということをもって正常ではないとする考えもあるかもしれませんが。
 あんなものは、そもそもが覆されるために結ばれた合意です。日韓共にその覆す状況をどのようにして自分の得点として持ちこむかというパワーゲームの素材でしかありません。
 ちゃぶ台返しの時期が次の通常の大統領戦よりも後(2018年以降)であるとは思っていたので、時期的な予想は外れましたが。それ以外のことは日本に有利になるであろうという予想も含めて大まかに当たってはいますかね。
 どっちにしても、日本側から見たときに現状が「正しくマネージされている日韓関係」であることは間違いないでしょう。

 でもまあ、韓国側から見たときには「正常化」していないのでしょうね。
 道徳性によって常に日本の上の存在であり、兄の国であるはずの韓国が日韓関係で押されている。
 なんらかの方法で有利な形に持っていこうとしても「慰安婦合意を……」といわれて終わりになる。
 それは彼らにとっては「正常な形」ではないのですよ。
 記事中にもありますが「それはそれ、これはこれ」として「テーマ毎のアプローチ」とやらをしたいのでしょう。ツートラック外交とやらで。
 彼らの言うツートラック外交はバランサー外交と同じく、自分たちの利益になることだけは確保したいという調子のいい外交なのですが、そんなもんが日本に通用するわけもなく。

 今回の昼食会に出席した国会議長は来日して「安倍総理と同じ椅子に座らせろ」と注文していた人物ですが、彼も「ここ何年かの非正常的な日韓関係を改善したい」って言ってましたね。
 何年にも渡って「非正常的な関係」が続いているのであれば、それがすでにニューノーマル……というよりももはや「正常な形」なのです。

 韓国人が「妄言だ!」と叫べば閣僚をクビにできるような関係に戻りたいのでしょうが、そうは問屋が卸さない。
 日本にとって韓国は「適切にマネージする対象」でしかないのですからね。

韓国人による末韓論 (扶桑社新書)
シンシアリー
扶桑社
2017/9/2