韓米首脳が電話会談 「北核問題の平和的解決が重要」…ミサイル指針改定も原則合意(中央日報)
文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領とトランプ米大統領が1日、電話会談を行い、北朝鮮の相次ぐミサイル発射への対応について協議した。両首脳間の電話会談は文大統領の就任後3回目で、先月7日以来25日ぶり。

青瓦台(チョンワデ、大統領府)側は、両国首脳が北朝鮮のミサイル発射への対応策をめぐり40分間ほど対話し、最近の北朝鮮の相次ぐミサイル挑発など韓半島(朝鮮半島)安保状況と対応について協議したと、伝えた。さらに韓米首脳はこの日、韓米ミサイル指針の改定について原則的に合意をした。

文大統領は「今回の北のミサイル発射は国連安保理決議違反であり、域内の緊張を高める深刻な挑発」とし「我々の空軍が大量報復能力を誇示する強力な対応措置を取った」と説明した。これに対しトランプ大統領は「北朝鮮の相次ぐ挑発に断固対応し、強力かつ明確なメッセージを伝えることが重要だ」と述べた。 (中略)

この日の電話会談では両国首脳の会談にも言及した。青瓦台側は「今年下半期の多者首脳会議を含め、頻繁な会談と協議を通じて韓半島問題をはじめとする韓米同盟全般について緊密な戦略的協調と協議を続けていくことにした」と説明した。

一方、北朝鮮の相次ぐ挑発に対し、トランプ大統領は安倍晋三首相と先月29日、30日、2日連続で電話会談し、緊密な連携を見せた。韓半島の安保問題をめぐり韓国の首脳ではなく日本の首脳と相次いで電話会談したことで、また「コリアパッシング」を懸念する声が出ていた。これに関し青瓦台の関係者は「米軍戦略資産の展開にまで合意したので直接対話の必要性は感じない」と釈明していた。
(引用ここまで)

 北朝鮮の火星12は29日の早朝に発射。
 日米首脳は当日の29日、翌日の30日と電話会談。
 米韓首脳間での電話会談は3日が経過してからの翌月1日。
 明白に差をつけられているって感じですね。

 日経ビジネスオンラインで鈴置氏がいうところの「ムン・ジェインの中立宣言」となった「戦争は許さない」という光復節演説からこっち、あからさまに距離を置かれています。

ついに「中立」を宣言した文在寅(日経ビジネスオンライン)

 楽韓Webではこの演説の対日本の部分だけをピックアップしましたが、こっちの中立宣言もなかなかにすごい話で。

・韓国の許しなしに誰も朝鮮半島で戦争をはじめることはできない。
・戦争だけはなにがあっても止める。

 と宣言してしまったのですよ。
 アメリカがいうところの「すべての選択肢はテーブルの上にある」という話を否定しているのですね。
 同盟国であるはずなのに。
   まあ、ムン・ジェインの中立宣言が実効力としてなにかあるかといったらそんなことはなく、在韓米軍が使えなくても在日米軍やグアム基地を使えばいいだけの話なのですが。
 こうやって「中立宣言」をしてしまった以上、排除されてもやむを得ないところですね。

 おっと、このエントリを書いているうちに「北朝鮮が核実験か?」との速報が。

North Korea shaken by strong tremors, with South's officials reportedly saying it could be a nuclear test(CNBC・英語)


 さて、これで「レッドライン」とされていたもの、すなわちICBMの発射実験と核実験はすべて飛び越えてしまったわけですが。
 トランプ政権の対応と、ムン・ジェイン(個人)の対応が見ものです。

サークルクラッシャーのあの娘、ぼくが既読スルー決めたらどんな顔するだろう (角川スニーカー文庫)
秀章
KADOKAWA / 角川書店
2016/11/1