盗難文化財を韓国に寄贈 知らずに所蔵していた日本人の遺族 韓国の財団が発表(産経新聞)
 韓国南西部光州で盗掘され、韓国の密売グループが1998年、不法に日本へ搬出した朝鮮時代の磁器製の墓誌を、盗品と知らず購入、所蔵していた日本人男性の遺族が韓国国立中央博物館に寄贈した。貴重な文化財の寄贈として、韓国文化財庁傘下の国外所在文化財財団が12日、発表した。

 財団によると男性は古美術品の収集家で、昨年11月に78歳で死去した。遺志に基づき妻(76)が今年8月、韓国への引き渡しを決めた。
(引用ここまで)

 まあ、こういう返還ならよいと思うのですよね。
 「個人が盗品と知らずに購入してしまい、死後に遺族から韓国に返還」という形式なら。さすがに骨董品コレクター本人がなくなったあとも、その遺品の管理をするというのは遺族にとってはかなりの負担です。
 国家単位で盗まれた仏像の返還を阻んでいるような国とはちょっと違うってことでもありますかね。

  産経新聞の記事にはありませんが、韓国での報道を見ると生前に持ち主に韓国側から返還交渉があったことが書かれています。
 その間、失礼な交渉がなかったのかとか気になる部分はあります。病院に訪れて……とかも書いてあったので。

 実際にこういう場合の韓国人の手法というのはかなり強烈でして。
 映画アリランのフィルムがあるのではないかというコレクターのところに韓国人がやってきて「返還交渉」をしたのですが、なにがあったのか「あいつらには絶対に譲らん」という言葉を得て帰っていったそうです。
 それ以外にも閔妃殺害の刀を「返還要求」してきたなんてこともありましたっけ。

 ちなみに韓国側の記事にはどれもコメントがついていないので、韓国の反応をお伝えすることはできません。なんかもうちょっとあると思ったのだけど、思いのほか反応が薄かった……。

壊れた仏像の声を聴く 文化財の保存と修復 (角川選書)
籔内 佐斗司
KADOKAWA / 角川学芸出版
2015/7/25