日中韓の中央銀行総裁電撃会合……通貨スワップ問題浮上か(ヘラルド経済・朝鮮語)
韓日中中央銀行総裁会合…「韓中、韓日通貨スワップに関する公式な議論はない」(中央日報)
韓国と中国、日本の3カ国の中央銀行総裁が13日、仁川松島で会合を持つ。韓中間通貨スワップ満期まで一ヶ月も残らないうえ、北朝鮮の核実験に北東アジアの経済状況に脅威を受ける状況で開かれており、注目される。

韓国銀行は13日から14日までの両日間、仁川松島で「第9回日中韓中央銀行総裁会議」を開催することにした。この日の会議には、イ・ジュヨル韓国銀行総裁と周小川中国人民銀行総裁、黒田東彦日銀総裁などが参加し、最近の経済と金融の動向について意見を交換し、共通の関心問題にも議論する予定である。

日中韓3カ国の中央銀行は、相互協力と域内金融の安定などのために、2009年から毎年総裁会議を開催している。通常、国際決済銀行(BIS)中央銀行総裁会議が開催されるスイスのバーゼルで開かれるが、韓銀が3国間の結束を強化するため、年初から国内開催を推進してきたことが分かった。

今回の中央銀行の会合が注目されるのは、中国のTHAAD報復と北朝鮮の6回目の核実験などで、北東アジアの金融・経済が脅かされる状況となり、これまで以上に日中韓の3カ国の経済協力が必要なときに開催されるためだ。特に、韓国は中国との通貨スワップ契約満期が一月もまだ残っていなく、今回の会議を通じて突破口を用意しなければならないという分析だ。 (中略)

日本との通貨スワップ契約も関心事だ。100億ドル規模の韓日間通貨スワップは、過去2015年2月、李明博前大統領が独島訪問で韓日間の葛藤が大きくなり終了した。昨年8月にようやく交渉を再開したが、今年1月少女像の問題で議論が中断した。最近、韓日首脳間の和解ムードが造成され、日韓通貨スワップ交渉も再開されるではないかという期待が大きくなった。韓国銀行関係者は、「通貨スワップは、特定の二国間における政策問題であるために、会議の公式議題になるのは難しい」と言いながらも「今週の総裁会議とBIS総裁会議に行ってくる、現場で頻繁に出会うことが可能である」と述べた。
(引用ここまで)
13日から2日間、韓国で開かれる韓日中中央銀行総裁会合で韓中、韓日通貨スワップは公式的に議論しない見通しだ。

韓銀国際協力局のイ・カンウォン金融協力チーム長は13日午前、韓日中中央銀行総裁会合の事前記者会見で「今回の会合期間に通貨スワップが公式議題に含まれていない」と明らかにした。彼は「通貨スワップの議題は特定国家間の政策懸案で、3国の共通関心事ではない」と話した。
(引用ここまで)

 今日明日と韓国で日中韓中央銀行総裁会合が開催されるということで、中韓通貨スワップ協定がどうなるかということが注目されています。
 あくまでも「公式の議題としては通貨スワップ協定は扱われない」ということなのですが。まあ、建前としては二国間の政治問題ですからね。韓国ではなぜか「政経分離」が叫ばれていますが。

 中韓通貨スワップ協定の満期は10月10日。
 あと1ヶ月もない中で、韓国側がどうしても中央銀行総裁会合を持ちたいということで、この時期に開催したという背景があるとのこと。
 まあ……ねえ。アメリカ、日本についで中国からも見放されたらどうなるの、ということですが。
 とりあえず外貨準備高もたっぷりあるようですし?
 チェンマイイニシアチブもあるから、通貨危機が再来してもなんとかなるんじゃないですかねー(棒読み)。少なくとも1回分くらいの盾にはなると思いますが(真顔)。

 まあでも、実務レベルでは協議中だというのが実際でしょう。ロイターではこのような記事が出ています。

韓国と中国、通貨スワップ協定の延長を協議中=韓国中銀当局者(ロイター)

 以前から書いているように減額するなりして継続するのではないかなと思っていたのですが、考えていたよりもTHAADミサイルのフル配備について中国のリアクションが大きいのですよね。
 ちょっと分からなくなってきたというのが実際です。

 日本に関してはこっち見んな、ということで。
 ちなみに釜山の慰安婦像がたとえ取り除かれたとしても、行われるのは「協議の再開」だけなのですけどね。なんか韓国メディアの書き方だと、即座に再開されるんじゃないかみたいな期待ばかりが先走っているのですが。
 麻生大臣に「韓国は信頼できる相手じゃねえから貸した金も返してこないかも。通貨スワップ協定は難しいな」っていう、まるでまとめサイトの煽りタイトルのようなことをリアルに言われている以上、難しいでしょうね。

 なんだったら日本なんか飛び越して、アメリカとドルウォンで通貨スワップ協定を結べばいいんじゃないですかね?
 そしたら「日本の鼻をぺしゃんこにする」ことができるらしいですから。
 一挙両得でおすすめですよ(笑)。

貨幣の「新」世界史 ハンムラビ法典からビットコインまで (早川書房)
カビール・セガール
早川書房
2016/4/25