日本、今回も北朝鮮ミサイルに迎撃せず…「どうせできない」見方も(中央日報)
北朝鮮の中距離弾道ミサイル(火星12)が日本上空を通過:日米ミサイル防衛の役割分担とは(BLOGOS)
ところで、その翌日、北朝鮮ミサイルが自国の上空をまた通過したが、結果的に日本政府と自衛隊は全く動かなかった。菅義偉官房長官はミサイル発射後の記者会見で「(ミサイル部品などの)落下による領土への被害が予想されなかったため、迎撃に出なかった」と主張した。

だが、果たして迎撃命令が下されたなら迎撃は可能だったのだろうか。この日午前、日本政府は北朝鮮が発射したミサイルに対して「最大高度800キロメートルから3700キロメートル程度を飛行した」と推定した。日本北海道上空を通過する当時は事実上、最も高い位置に到達した可能性がある。航空自衛隊が運用中であるパトリオット迎撃ミサイル(PAC3)の迎撃高度は20キロメートル、イージス艦に配備されたSM3ブロック1Aの迎撃高度も500キロメートル程度だ。つまり、理論的に迎撃が不可能な状況だったという専門家らの見方が多い。
(引用ここまで)
先月「火星12」が発射された際、「日本上空を通過するミサイルを自衛隊が迎撃しないのは、その能力がないから。ミサイル防衛は無意味。」といったような言説を見かけました。今回も破壊措置は行われませんでしたが、やはりミサイル防衛に対する疑念を抱く方もあるやもしれませんが、これは大きな誤解です。(中略)

では、日本の弾道ミサイル防衛(BMD)は一体なんのために配備されているのでしょうか。至極当たり前の答えなのですが、日本のBMDは日本を防衛するためのシステムですので、我が国のSM-3とPAC-3の迎撃標的は「ノドン」もしくは「北極星2号」です。「ノドン」も「北極星2号」もいわゆる準中距離弾道ミサイル(MRBM)と分類されます。北朝鮮のもつ弾道ミサイルのうち、我が国にとってはこれらのMRBMが主脅威なのです(スカッドERも西日本を攻撃可能)。

日本上空を”問題なく”通過するICBMやIRBMといった中〜大陸間弾道ミサイルを迎撃しないのは、こうした理由からです。
(引用ここまで)

 迎撃ミサイルでなぜ撃ち落とさないんだって話が出てますが、撃ち落とす必要がないからやってないというだけの話。
 それでなくても防衛兵器の迎撃ミサイルはセンサーやらなんやら山盛りで高価なのですから、必要ないところに打ったりしない。
 日本にとって本当の脅威はノドンらの準中距離弾道ミサイルであって、少なくとも通常軌道のIRBM、ICBMは迎撃する意味がない。
 中央日報はそのあたりを書いていないのが卑怯ですわ。
 加速がどこまでかが分からないから探知した時点でJアラートは出すべきではありますが。

 ちょうどBLOGOSに解説されているよい記事が掲載されていたので、こちらも貼っておきましょう。
 読んでおいたほうがいい記事だと思います。
 実際の迎撃能力に関してはイスラエルのアイアンドームの実績を見ても一定以上あるのが実際でしょう。
 ところで引用部分にはありませんが、ノドンの移動発射車両が50基以下であろうというのは以前から探していた情報にようやくたどり着いた感じ。

 ついでなので韓国人の反応もやっておきますか。

「口先だけの迎撃」... 北ミサイル自国上空通過にまた見守っているだけ見た日本(聯合ニュース・朝鮮語)

 この記事に対する韓国人の反応は……

・安倍はジョンウンに感謝するだけでしょう……後でご飯でも一杯買ってあげなさい
・豚が安倍を助けてるね
・このような状況を見守る安倍め。姑息なヤツ! 自分たちの国民の不安育てて政治利用のチンピラ!
・日本は戦犯国なのに核武装すると、言い訳を探してんだろ

 コメントはなぜか安倍が悪い、安倍はキム・ジョンウンに感謝しろの大合唱。まれにミサイル防衛に対しての疑問なんかもありますが、10にひとつもない感じ。

 まあ、韓国人はあまりミサイル防衛関係ない。
 問題があるとしたら米軍基地へ向かうであろうスカッドくらいで。ソウルには射程40-60kmほどのBM-21(BM-11)、FROG-3、M1991あたりに搭載されているであろうロケット弾が脅威になるんでしょう。

日本のミサイル防衛
イカロス出版
2017/9/25