[パク・スチャンの軍]「空軍が危険だ」戦闘機100機以上不足の懸念(世界日報)
F-15KとKF -16など空軍の主力戦闘機は現在、北朝鮮の挑発脅威に対応する上で十分な能力を発揮している。北朝鮮のミグ機よりも先に進んだ性能を持っており、有事の際に制空権を掌握することができる。

問題は、F-4E、F-5E / F戦闘機がすべて退役する2019〜2020年からだ。1970年代に集中的に導入されたF-4E、F-5E / F戦闘機は、2020年ごろには、韓国空軍で使用されてから40年余りに達している。部品供給も停止したうえ現代戦で十分な性能を発揮しにくく、140機に達するF-4E、F-5E / F戦闘機は2020年以降には運用が不可能なのが実情である。国防白書によると、空軍の戦闘機は410台。全体の戦闘機の電力の3分の1が消えてしまうわけだ。2018〜2021年までの導入されるF-35A戦闘機40機を勘案しても、最大100台の戦闘機が不足している。

2020年代半ばに入ると問題はさらに深刻になる。1980年代、国内でライセンス生産されたKF -5E / F制空号戦闘機50機がすべて退役する。改良プログラムを介して寿命を延長したが、2020年代半ば以降には第一線で継続運用するのは難しいのが実情である。この時、追加で導入される新型の戦闘機もないために140台の戦闘機が不足になる。2030年代半ばには、KF-Xが120機配置され、戦力空白のリスクが多少減るが、F-15KとKF -16戦闘機の退役が迫っている時期になると、新型戦闘機導入事業を再び準備しなければならない。KF-X開発が失敗した場合、空軍戦力は現在のレベルの半分まで低下危険もある。

空軍が運営しているF-15K戦闘機もメンテナンスの面で多くの問題を抱えている。韓国だけで使われる部品が少なくなく、修理部品の調達に困難が大きい。そのために他のF-15K戦闘機から部品を取り出して、修理が必要なF-15Kに使用する共食い整備が激しい。2014年の国政監査資料によると、2010〜2013年までの主要な戦闘機において共食い整備1182回のうち、F-15Kは528回と空軍戦闘機の44.7%に達した。これは、F-15Kの稼働率に悪影響を与える。国内での修理可能な項目が少ないから修理期間も長い。レーダーの場合、米国に送って修理をする過程で、200日以上がかかることが知られており、赤外線ナビゲーション識別装置(IRST)と内蔵電子戦機器の修理期間も1年にも及ぶものと伝えられた。性能改良も日本など他の国は積極的だが、韓国は改良の必要性は共感するが、具体的な計画はないのが実情である。

空軍の戦力の空白が徐々に深刻化リスクが高い状況であるが、これを解消する戦力増強はままならないのが実情である。(中略)

これと関連し注目されているのがFA-50軽攻撃だ。FA-50は比較的優れた電子機器を備えているが、短い戦闘行動半径と貧弱な武装で性能を完全に発揮できずにいる。軍関係者は、「空軍が以前に近接航空支援の目的で運用していたA-37Bの攻撃機の後継機として導入された課程によって、A-37Bの性能に爆撃精度だけが追加されるレベルで武装搭載能力が決定している」と分析した。

実際にFA-50に搭載されたイスラエルのエルタ社のEL-200レーダーは100劼泙埜―个可能であるが、空対空武装は有効射程7劵譽戰襪AIM-9サイドワインダーのみだ。敵機を100劼竜離で検出しても撃墜するには肉眼の識別が可能な距離まで接近しなければならないというものである。地上攻撃能力も限られている。FA-50に装着されるAGM-65空対地ミサイルの最大射程は25劵譽戰襪任△螢好僖ぅ攻対地誘導爆弾(射程距離60辧砲茲蠱擦ぁGBU-38空対地誘導爆弾も射程距離が20區綵爐任△襦K鳴鮮のSA-2地対空ミサイル最大射程距離が45劼箸いε世魎案すれば、有事の際に敵地対空ミサイルの脅威を除去してこそ目標を攻撃することができるという意味である。実際の戦闘行動半径も武装装備レベルに応じて200〜400劼鵬瓩ないことが分かった。
(引用ここまで)

 北朝鮮の脅威が確実に迫りつつある中、陸軍ではいまだにパットン戦車が数百輛戦力として数えられており、空軍ではF-4 / F-5が稼働している。まあ、F-4は日本も稼働していますけどね。航空自衛隊の保有機は50機ほどかな。
 韓国ではF-4Eが100機、F-5E/Fが40機ほど現存しているそうです。加えて韓国独自技術で製造生産された(嘘)制空號こと、単なるノックダウン生産F-5E/Fが50機。
 以前はF-4EとF-5E/Fが合わせて250〜280機ほどとされていたので、順次退役しているということなんですかね。その際にはF-4は2024年、F-5は2030年まで退役延長するとのことでしたが。

 で、韓国のF-35Aの納入はいつになるか不明。
 日本はアメリカ空軍用のものを分けてもらえたのですが、韓国は購入希望者列の最後尾に並んでいるので納期はまだまだ先。そもそも40機だけ。
 韓国希望の星ことKF-Xは2021年に試作機製造予定。2026年に制式採用予定で戦力化予定。
 でも、遅延したことのない戦闘機開発なんてものはないので、実際にどうなるかは不明。
 場合によっては航空機戦力がKF-16とF-15Kと少々のF/A-50だけになって半減するという恐れがある。

 で、この記事では「その隙間を埋める答はF/A-50だ!」ということになっていまして。
 グリペンやF-16ブロック70あたりを新規購入しないのであれば、韓国の手持ち戦力はそれしかないのですから当然の解なのですけどね。
 でも、現状はサイドワインダーやAGM-65といった短射程の武装しか搭載できないから、そのあたりを空対空はASRAAM(射程18km)、空対地はタウルスの軽量型である350K-2(射程400km)を搭載して強化しようというのが今回の記事の主眼(引用部分外)。

 実際には共食い整備が4年で1182回、そのうちF-15Kが528回も行われているというのをメモっておきたかっただけなのですけどね。
 4年で1182回ということは1年に300回弱。F-15Kだけでも1年に132回。2.7日に1回行われているっていうことですよ……恐ろしいわ。
 あとKF-16の近代化改修はどうなったってのもあるんですが……。

戦闘機パイロットの世界: “元F-2テストパイロット”が語る戦闘機論
渡邉吉之
パンダ・パブリッシング
2017/9/10