K2戦車の心臓「国産化放棄」(チャンネルA・朝鮮語)
軍は2012年までにK-2戦車を私たちの技術で作る計画でした。
計画より5年が遅くなったが、まだエンジンと変速機を合わせたパワーパックは、国産化に成功しました。
パワーパックは、戦車の心臓と呼ばれます。

すでに実戦配備された約100台にはドイツ製エンジンと変速機が装着されています。
2次量産分から国産パワーパックを適用するとした軍当局の約束は守られていません。
防衛事業庁が最近になって国産エンジンのままで、問題がある変速機はドイツ製を購入する案件を通過させたことが確認されました。

【防衛事業庁関係者】「メーカーはもうすでに戦闘用適合判定まで受けてもう量産しています。まったく同じ品質、あるいは同等以上のものが必要になるのですが、いま現在でそんなものは出てこないものですから……」

何の問題があったのだろうか?
強いエンジンと結合された国産変速機が継続的に耐久性に問題を表わしたとされています。
構造物やベアリングにひびが入るなど、これまでに6回も異常を引き起こしました。
開発コストだけで1280億ウォンが投入されたK-2戦車の国産化事業。 予算は、予算通り無駄にし、最終的には国産化は事実上不可能となったのです。
(引用ここまで)

 すでにS&T重工業は「サンプルも出さないし、テストも受けない! むしろ韓国政府を訴える!」という駄々っ子のような宣言をしてしまって、「テストのハードルを下げないかぎりはもう対応しない。遅延損害金は全体金額の変速機分だけ払う」という状況のK2パワーパック問題でしたが。
 防衛事業庁から「もはやドイツの変速機を採用する以外にない」という裁定が出された模様です。

 ま、やむを得ないところでしょうかね。
 S&T重工業からは「防産不正と実力不足を一緒にしないでくれ」という魂の叫びまであったくらいですから。
 というわけで、K2戦車のパワーパックは斗山インフラコア製のエンジンと、ドイツのレンク社製変速機という独韓ハイブリッドのそれとなるそうです。

 ただまあ、問題がありまして。
 ドイツ側のレンクが斗山インフラコア製のエンジンとくっつけることを認めるかどうか、ですけどね。
 なにしろパワーパック製造に関してなんの実績もないエンジンと組まされるわけで。
 それで変速機が故障したとしてもどちらに原因があるのかなんて分かったもんじゃない。
 責任を押しつけられるのは勘弁してくれ、という意図があっても当然でしょう。

 レンクの変速機を採用しているユーロパワーパックかそれに近しいパワーパックを装着した初期生産分K2は少なくとも根本的な不具合を足回りでは出していない。
 ということは、レンクの変速機と斗山インフラコアのエンジンを合わせた時に不具合が出たら、問題はむしろエンジン側にあるんじゃないかと考えるのが当然です。

 そのあたりをきっちりと契約書に書くんじゃないかと思いますけどね。
 で、実際に不具合が出たら「後頭部を殴られた」と大騒ぎするのでしょうが。

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地球丸
地球丸
2011/1/20