キム・ミョンヨン議員 「有名コーヒー専門店4年間衛生不良400件摘発」(聯合ニュース・朝鮮語)
大型フランチャイズのコーヒーショップが賞味期限を過ぎた製品を販売するなど、ずさんな衛生管理に過去4年半の間、400回以上摘発されたことが分かった。

19日、国会保健福祉委員会ギムミョンヨン議員(自由韓国党)が食品医薬品安全処で提出された「コーヒーのフランチャイズ衛生取り締まり摘発現況」によると、2013年から今年上半期まで11個、コーヒーのフランチャイズ店の食品衛生法違反事例は合計403件であった。

年度別2013年87件、2014年94件、2015年88件、2016年92件、2017年上半期42件毎年90件ほど摘発された。

メーカー別の摘発件数をみると、カフェベネが99件(24.6%)で、全体の4分の1を占めた。

次いではタムエンタムス64件(15.9%)、イディヤ60件(14.9%)、エンジェル・リーナース48件(11.9%)、ハリスコーヒー36件(8.9%)、ツーサムアンドプレイス31件(7.7%)、パスクチ20件(4.96%)、バック喫茶店19件(4.7%)、スターバックス12件(3.0%)、コーヒービーン11件(2.7%)、エンジェリノス3件(0.7%)の順だった。

違反内容を見ると、ビニール、爪などの異物混入、28件、賞味期限経過製品の販売および保管27件、衛生環境の不良21件、衛生教育未実施114件、不正な営業所の拡張49件などだった。
(引用ここまで)

 韓国の国会で行われる国会監査の季節になりました。
 いろいろと面白い数字を韓国の国会議員が持ち寄って発表するので、韓国ウォッチャーにとってはノーベル症と同様に見逃せない季節なのですよ。

 かつての20世紀後半はコーヒー不毛の地で、日本のコーヒー中毒者が長期出張するときには大量のコーヒーパックを持っていくか、消費量が多い人間は生豆を持っていくというレベルでした。ローストしたものは劣化が早いので。
 ホテルでコーヒーを頼んでも出てくるのはインスタントコーヒーだったというくらいにコーヒー文化が貧しかった韓国なのですが。

 スターバックスが進出した2000年頃からだいぶ状況は変化しています。
 現在ではコーヒーショップは5万件ともされています。
 ソウルのビジネス街を歩いてるときにひとつのビルの1階のテナントにカフェ、コンビニ、カフェ、カフェと入っているのを見て、我が目を疑ったものでしたが。
 例のフローチャートでチキン屋(3万5000件)の代わりにカフェ経営が入っていてもおかしくないくらい。
 近年になってから最新のマシンを導入しているので、作り置きの日本のコーヒーよりもおいしいところもあると、かつてコリアニメブログで書かれていましたね。

 ま、増えたら増えたで劣化するのはものの常。
 賞味期限切れの食品提供等が多いのが韓国らしいといえますかね。
 記事の下にはどの違反を、どのチェーン店が犯したのかの表もあるのですが。
 スターバックスは1000店舗を超えているにも関わらず、衛生関連の違反がゼロ。一昨日のエントリで書いた「店員教育をかなりしっかりしている感じがする」という話が裏付けられた感じですかね。
 その一方で日本でも羽田、成田を皮切りに数店舗展開しているカフェベネは韓国での出店ペースは落ちている……というか減少しているのですが、それでも800店舗規模のチェーン店。韓国のオリジナルフランチャイズ店として最大規模の店です。
 そこがもっとも多くの違反を犯している……か。まあ、なんとなく納得の数字ですかね。

コーヒー おいしさの方程式
田口 護 / 旦部 幸博
NHK出版
2014/1/18