北、米戦略爆撃機に全く対応できず 事後に航空部隊を配備…ずさんな防空体制を露呈(産経新聞)
北朝鮮、1969年には米偵察機を撃墜したが… 「今はできるか疑問」(中央日報)
 北朝鮮東方沖を飛行した米軍のB1戦略爆撃機に対し、北朝鮮が全く対応措置を取っていなかったことが分かった。韓国の情報機関、国家情報院が26日、国会に報告した。飛行自体に気づかなかった可能性が高く、北朝鮮の脆弱(ぜいじゃく)な防空体制が浮き彫りになった。

 米国防総省などによると、グアムに配備されている2機のB1と、F15戦闘機が23日深夜から24日未明にかけ、北朝鮮東方の国際空域を海の南北境界線である北方限界線(NLL)の北側まで飛行。同省は今世紀に入って最も北側まで進入したと強調していた。(中略)

 北朝鮮は最大600キロ先を探知できるレーダーを配備しているとされるが、電力事情の悪化で、当時、稼働していなかった可能性も指摘されている。探知したとしても旧式の戦闘機しかなく、即座に対応できなかった可能性もある。
(引用ここまで)
北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相が25日(現地時間)、米国のB−1B戦略爆撃機作戦の実施に対して「宣戦布告をした以上、今後は米国戦略爆撃機が領空を越えないとしても任意の時刻に撃ち落とす権利を含め、すべての自衛的対応権利を保有することになるだろう」と述べて戦闘機撃墜に対して強気出ている中、これに関する分析が複数出ている。

米国の日刊紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は李氏のこの日の発言をついて「今回の発言は、平壌(ピョンヤン)とワシントンが意図しなくても、可能な武力衝突に向かって疾走しているという恐怖をより一層大きくした」との評価を出した。専門家らは李氏の発言を単なる「言葉の爆弾」として認識するべきではないと警告した。

ジョンズ・ホプキンス大学韓米研究所のク・ジェフェ所長は「米国は北朝鮮と一種の衝突に、危険なほど近づいている」とし「我々がこの道を進み続ければ、偶発的な交戦もあるかもしれない」と懸念を示した。かつて北朝鮮が米国の偵察機を撃墜した前例があるだけに、これを聞き流してはいけないということだ。 (中略)

米外交専門誌フォーリン・ポリシーも「ソ連時代のレベルにとどまっている北朝鮮の空軍戦力は米国や同盟国の格別な威嚇にはならない」という評価を出した。同誌は北朝鮮が旧ソ連時代に作られた地対空ミサイル数千発と自国で生産したKN−06地対空ミサイルなどを保有しているが、米国戦闘機に脅威は与えにくいだろうと分析した。米ランド研究所のブルース・ベネット上級研究員は「北朝鮮政権は強く見せようと努力すると同時に、見えすいた脅しで外部の脅威を阻止しようとしているように見える」とし、実際の撃墜成功に対する可能性を一蹴した。
(引用ここまで)

 ああ、なるほどね。
 基本的に現代の兵器はレーダー波が当てられると「当てられた」と分かるようになっています。
 以前に海上自衛隊のゆうだちが中国海軍のフリゲート艦から火器管制レーダーを照射されたことが問題になったように。
 映画や漫画で「ロックオンされた!?」っていうような描写がありますが、あれはロックオンのためのレーダー波を浴びせられているから注意しろ、という警告なのですね。

 この場合、公海上とはいえ北朝鮮の沿岸を飛行した際にどのような対応が取られるかというデータを米軍が収集しはじめた……ということなのでしょう。
 どういう航路を辿ったかは推測しか出ていないのでなんともいえませんが、対空レーダー波があったかどうか。戦闘機のスクランブルの兆候があったかどうか等々。
 そういったより実戦に近いデータを収集する必要があったということなのでしょう。
 実際に領海、領土へ侵入する用意があるぞ、というアピールでもあります。

 4月頃よりもはるかに具体的な事前行動に出ている……って感じだなぁ。
 複数の空母が日本海に留まれば危険な兆候であると書いたことがありますが、そのときよりもはるかに実戦的になっているってところですかね。
 明日解散で、総選挙。その臨時国会召集後の内閣は戦時内閣になる可能性があるということでもあるのです。

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2016/8/25