インドネシア、KF-X分担金期限内納付難色... 支障の懸念(JTBC・朝鮮語)
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韓国軍は8兆ウォンを超えるお金を投入してKF -X、すなわち韓国型戦闘機開発事業を進めています。協力国であるインドネシアは開発コストの20%を負担することになっていますが、最近になって今年の分担金を期限内に納めるのは難しい立場を伝えてきたことが確認された。開発に支障が生じたり、我々の予算が投入されることがあるという懸念が出てきています。
ユン・セノの記者の単独報道です。

[記者]
KF -X事業は空軍の老朽機種を代替する戦闘機を独自開発する事業です。
8兆ウォン以上を投入して2026年までに120台を生産する計画です。
この事業を受注した韓国航空宇宙、つまりKAIはインドネシアとのビジネスを進行しています。
インドネシアが総事業費の約20%を順次出して完成された試作戦闘機1台を受けていく条件です。

ところが、インドネシアは最近になって「今年10月末までに納付予定の1380億ウォンが予算案に反映されなかった」という立場を送信しました。
期限内納付が難しいでしょう。

軍は年末までも受けるという立場だが、KAIは一刻を争う状況となっています。
最近不正疑惑のために経営難に陥っているうえ、年末までに企業手形2900億ウォンを返済しなければなりません。
最先端の技術開発にはタイムリーな資金調達が重要であり、KAIの現状を考慮すると分担金滞納はビジネスに致命的な打撃になりかねません。

キム・ジョンデ/正義党議員:「きめ細かな管理がされていないからシステム開発を始めてから2年で国際協力協調体制が瓦解の危機に瀕しているのです」

このような内容は、最近、大統領府にも報告されたし、政府は対策を検討していることが知らなりました。
(引用ここまで)

 韓国の純粋な独自技術(アメリカからの技術移転は山盛り)で製造される予定のKF-Xが危機に瀕しています。

 インドネシア側が今年の分担金を出さないとしている理由が明確ではないのですが、おそらくはここ最近の開発主体であるKAIに対するムン・ジェイン政権からの圧力が尋常ではないために態度を保留しているというところでしょうか。

 なにしろ、前代表が逮捕されて、副社長は自殺に追い込まれているという状況。

防衛産業不正疑惑で韓国航空宇宙産業前代表を逮捕(中央日報)
韓国航空宇宙産業前社長の逮捕状請求の日、副社長が遺書残して死亡(中央日報)

 KAIに対してはT-50やスリオンなどの部品を実際よりも高価な値付けで軍に納入し、その差額をパク・クネ政権に対してのロビー費用として使ったのではないかという疑惑が出ています。
 防衛産業不正+パク・クネ政権への賄賂ということでムン・ジェイン政権から蛇蝎のように嫌われ、叩かれまくっているのです。
 韓国与党は「防産不正+チェ・スンシル関連予算を正せば年6000億円の福祉予算なんか軽くカバーできる」というように認識してますからね。
 KAI自体はそこそこ黒字も出しているのですが、場合によっては黒字倒産もあり得る状況。
 韓国軍としてはそれはやばいということでTA-50を追加発注するともされていますが……。

 そんな状況でインドネシアが「一度、見(ケン)にまわる!」と言い出しても不自然ではないでしょう。
 KAIの事業についての健全性と、倒産した場合の保障がどうなるのかといった政府間交渉があってしかるべきですからねぇ……。
 ちなみに予定ではCGでの設計が終わるのが来年、2021年にはフルスケールの試作機が完成、翌年には飛行試験ができて2023-24年頃には量産契約ができるとのスケジュールになっております。

さほど関係はないけど、昨日から今日に書けて一気に読んだ本。これは少なくとも一読の価値はある。
中東複合危機から第三次世界大戦へ イスラームの悲劇 PHP新書
山内昌之
PHP研究所
2016/2/15