平昌五輪:フィギュア北朝鮮ペア出場決定(朝鮮日報)
 北朝鮮のフィギュアスケート・ペア、リョム・デオク(18)、キム・ジュシク(25)組=大成山体育団=が29日に行われた国際スケート連盟(ISU)ネーベルホルン杯(ドイツ・オーベルストドルフ)で6位に入り、来年開催される平昌冬季五輪出場権を確保した。北朝鮮の選手が平昌五輪出場を決めたのは同ペアが初めてだ。 (中略)

平昌五輪フィギュアスケート・ペアの出場枠は合計20組で、そのうち16組は今年3月の世界選手権で決まっていた。残りの4組の枠をめぐり行われた今回の大会で、2人は劇的に出場を決めた。韓国政府はこれまで北朝鮮の五輪参加のため努力するという見解を何度も明らかにしてきたが、五輪出場資格を得た北朝鮮の選手はいなかった。

 北朝鮮は2010年のバンクーバー五輪以来8年ぶりに冬季五輪の出場資格を得た。北朝鮮の選手は14年のソチ五輪では出場権を得られず、出場していない。

 北朝鮮はショートトラックやクロスカントリーなどでも出場を狙っているが、世界のレベルとの差が大きいのが現実だ。だが、国際オリンピック委員会(IOC)と国際連盟の配慮で平昌の出場権を得られる可能性はある。
(引用ここまで)

 記事のタイトルだけ見て「おお、これで平昌冬季オリンピックに人間の盾ができて開催に弾みがつくか」とか、あるいは「フランスやドイツもボイコットなしでもいけるか」ともちらっと思ったのですが。
 よく見ると「出場枠を確保」しているだけで、北朝鮮が韓国に派遣するとは一言も言っていないのですね。
 このペアの最終予選大会もドイツで開催されたものです。

 北朝鮮とドイツには国交があり……というか、ヨーロッパで国交のない国のほうが珍しいはず。
 国交がないのはフランスくらいなものです。それもあって、フランスは一番に「平昌オリンピックは本当に大丈夫なのか」って声を挙げた部分もあるのでしょう。

 で、最後の段落にある「IOCの配慮で出られる可能性もある」という件ですが。
 原則としてオリンピックの出場枠というのは、さほど厳しいものではないのです。
 オリンピックの原則のひとつに「参加することに意義がある」があるのも間違いないところでして。
 世界選手権には絶対に出られないであろうレベルの選手がしれっと「オリンピック選手」として出てきてしまうこともままあるのです。
 平昌のアルペン競技場の難易度がかなり低いというニュースがあったときに、何人かのトップ選手は「まあ、オリンピック競技場だからあんなものかな」というコメントをしていました。
 FISアルペンスキーのワールドカップに出るようなトップ選手だけではなく「競技でやっています」というレベルの選手もオリンピックには出てきてしまうので、こういったコメントになるのですね。
 まあ、そういう選手は試技一回でさくっと終わりになるというパターンがほとんどではありますけども。

 なので恣意的に北朝鮮に出場枠を出すというのもあり得ない話でもないのです。
 今回はそれが平和のアピールにもなるのでなおのこと、ではありますか。
 むしろ、他国が「北朝鮮選手がもっと参加するように枠を出してくれ」くらいのことを言ってもおかしくない状態。
 ちょっと構造的に面白いですね。

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マックスファクトリー
2017/5/27