支援財団の解散要求=元慰安婦、文大統領に−韓国(時事通信)
安哲秀氏「韓日慰安婦合意に裏合意があったなら正直に明らかにするべき」(中央日報)
韓国の文在寅大統領は2日、お盆に当たる秋夕(中秋節)を4日に控え、元慰安婦の金福童さんらに電話し、あいさつを交わした。慰安婦問題をめぐる日韓合意に反対している金さんはこの中で、合意に基づき設立され、元慰安婦らに現金を支給している「和解・癒やし財団」の解散を求めた。  これに対し、文大統領は「現在、政府が財団の活動全般について調べているので、見守ってほしい」と答えた。大統領府や金さんの支援団体がやりとりを公表した。
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韓国野党「国民の党」代表の安哲秀(アン・チョルス)氏は2日、朴槿恵(パク・クネ)政権当時に成立した韓日慰安婦合意について「裏合意があるのなら、今の政府が正直に明らかにしてすべての過程を透明に進めるべき」と述べた。

安氏はこの日、旧日本軍慰安婦被害者が暮らす京畿道広州(キョンギド・クァンジュ)の「ナヌムの家」を訪問して「私は合意そのものを原点から再検討するべきだと何度も主張してきたし、現政権も同じことを言った」と述べた。

また「今回の定期国会の期間の国政監査の時、必ずこの部分を追及し、強く要求していきたい」と明らかにした。
(引用ここまで)

 たとえ慰安婦合意の時点で生存していた慰安婦の7割以上が給付金を受け取っていようとも。
 自分が認めていない財団は悪だから解散させろ、ということです。
 実際に慰安婦合意で作られた「和解・癒やし財団」は確実に挺対協の存在を希釈化するものなのですよ。
 建前としては挺対協は慰安婦の庇護を目的として作られた団体ですからね。
 その役割を奪われることで存在意義がなくなってしまうわけです。
 なので、こうして「解散させろ」と要求してくるわけですよ。

 しかし、秋の大型連休に国家元首たる大統領のムン・ジェインが自ら電話であいさつしなければならない。
 そして、第2野党の代表はその住む場所に自ら訪れなければならない。ムン・ジェインよりも地位が低いから、より能動的に活動しなければならないのですね。
 韓国の最高の権威というものがどこに存在しているのかということがよく分かります。
 で、その最高権威者からの「解散させろ」という要求に対して「いま、慰安婦合意を精査しているので待ってくれ」と。

 アン・チョルスが言っているように慰安婦合意が結ばれた当時から、野党側からは「裏合意がある」とか言っていました。
 表明された合意以外になにかプロセスで合意事項があったら「裏合意」なのか。
 そもそも裏合意とやらがなにを意味するのかが不明なのですが。
 現在はそういった合意が結ばれたプロセスの再検証をしているとかで、年内に結論を出すでしたね。
 再検証で齟齬なりなんなりがあったとして、それをネタにして再交渉とかできるつもりでいるんですかねー?
 日本側は「最終的かつ不可逆的に解決された事案」と言い続けるだけなのですが。

内閣官房長官秘録 (イースト新書)
大下英治
イースト・プレス
2014/10/27