韓国メディア、韓国詩人のノーベル文学賞受賞に期待感(中央日報)
ノーベル文学賞受賞者が5日午後8時(日本時間)に発表される。欧州現地ではグギ・ワ・ジオンゴ氏(ケニア)、村上春樹氏(日本)、マーガレット・アトウッド氏(カナダ)の3人の受賞の可能性が最も高いと見られている。韓国人詩人の高銀(コ・ウン)氏と中国人作家の閻連科氏がその後に続く。

高銀氏は当初10番人気だったが、ノーベル文学賞受賞者発表日が決定した2日に順位が上がった。順位の上昇を受け、韓国メディアも高銀氏のノーベル文学賞受賞に期待を表している。 (中略)

韓国のある出版関係者は「今年は高銀氏には最後で最高の機会になるかもしれない」とし「韓国の民主主義を代弁するろうそく集会に積極的に参加し、民主主義を取り戻すための作品を出したのが最も大きな理由」と分析した。
(引用ここまで・太字引用者)

 ノーベル文学賞はちょっと面白い結果になりましたね。
 コ・ウン詩人でもなく、村上春樹でもなく、日系イギリス人のカズオ・イシグロが受賞。これについてもあとで書きますが、今回はこちらのほうで。
 
 なんか今年は韓国国内で異常なほどにコ・ウン推しだったのですよ。ブックメーカーで10位でも「賭けの倍率はこうなっているが、受賞が期待される」とか。4位に急上昇したときは「もうこれで受賞決まった!」くらいの勢いでした。
 去年までは盛り上がるといっても、近隣の役所が「ノーベル文学賞ノミネートおめでとう!」みたいなプラカードを掲げてしまうくらい。メディアも季節の風物詩として取り上げるけど……という感じだったのです。
 今年はなんというか「コ・ウン詩人こそが取るべきだ」という韓国からの圧力を感じてました。
 去年は海外に高飛びしていたコ・ウン詩人も、今年はKTウィズで始球式をしてしまうほど。

 その盛り上がりの理由が分からなくて非常に気持ち悪かったのですが、この記事の太字部分でようやく疑問が晴れました。
 韓国人は「ろうそく革命」を世界から評価してもらいたくてたまらなかったのです。
 「ろうそく革命」に参加したコ・ウンがノーベル文学賞をもらい、韓国社会とともに評価されて大団円を迎えるべき、というような気分があったということなのでしょう。
 世界が韓国を賞賛する。それは韓国人にとっての願望そのものですからね。

2012紳士の国

 名誉革命、米独立革命、フランス革命に次ぐ世界4大革命を形成する「ろうそく革命」。偉大なる革命を世界中が賞賛し、その参加者でもあり革命を称える詩集「千万のろうそくの海」を出版したコ・ウン詩人がノーベル文学賞を獲得する。
 こんな妄想が韓国人の中にできていたのでしょう。
 まあ、その野望は見事に潰えたわけですが。それも日系人の受賞というオチで。

ノーベル文学賞にもっとも近い作家たち
青月社
青月社
2015/7/1