リュ・ヒョンジン、最終的にはPSエントリから除外……第4戦先発はウッド(マネートゥデイ・朝鮮語)
LAドジャース担当記者ケンゴニクは6日(以下韓国時間)、自分のTwitterを使って「第4戦先発はウッド。リュ・ヒョンジンは、ロースターにない」と伝えた。

第4先発の座をめぐりアレックスウッドと柳賢振を天秤にかけていたドジャースはエントリー発表直前まで悩みを繰り返した。しかし、最終的な選択は、ウッドであった。

柳賢振を第4先発として起用し、ウッドをブルペンに回す案を検討した。肩の負傷から戻ってきリュ・ヒョンジンは連投が効かず、救援投手としては不向きだったからである。

後半ウッドが不振に陥っていたために現地メディアも柳賢振を4先発で使わなければならないという声を高めた。リュ・ヒョンジンは後半10試合で2点台の防御率を維持し、最高の活躍をしたのに対しウッドの球威は前半期より低下した。

しかし、リュ・ヒョンジンは、シーズン最後の登板だったコロラド・ロッキーズ戦2イニング5失点で振るわなかった。

リュ・ヒョンジンは今シーズンを5勝9敗、防御率3.77で取引を終えた。

ウッドは後半停滞したが、16勝3敗、防御率2.72を記録した。ブルペン経験も豊富で、ポストシーズンでは、全天候型で活用価値が大きい。
(引用ここまで)

 以前も書いたように、韓国ではロサンゼルス・ドジャースを「国民的クラブ」に認定しているのです。
 韓国政府はドジャースの経営権を買おうとしていたほどに(のちに撤回)。
 とは言っても所属した韓国人選手はパク・チャンホとこのリュ・ヒョンジンくらいなものなのですが。
 まあ、両者ともにそれなりに活躍しましたし。
 特に90年代、パク・チャンホの先発登板試合では韓国の製造業が止まると言われていたくらいに注目を受けていたのです。国民的英雄というヤツですね。
 本来であれば国内復帰はできないはずだったのが、特例で可能になったのも国民的英雄だからこそ。

 そのパク・チャンホが属していたドジャースに再度、韓国のエース級投手が所属ということで盛り上がっていたのですよ。
 リュ・ヒョンジンは韓国で所属していたチームが弱小だったので勝ち数は伸びなかったのですが、それでも投手3冠を1回、奪三振防御率の2冠を1回。奪三振王だけなら所属7年のうち5回取っているという圧倒的エースだったのですね。
 ドジャースにきた最初の2年はそれなりの活躍をしています。

 ただ3年目に肩の故障が発覚して全休。4年目はリハビリしつつメジャーには1試合登板でKO。
 今年は24試合に先発、ロングリリーフとして1回登板。126回2/3を投げて5勝9敗。防御率3.77 / WHIP1.38。fWAR0.8。FIP4.74、SIERA4.36。
 うーん、先発5番手以下の数字だなぁ。
 今年のドジャースはメジャー最強で104勝58敗と大きく勝ち越しているにも関わらず、先発陣で唯一の負け越し。
 まあ、いくら後半戦で調子を上げたといっても、シーズン全体が微妙でかつ最終戦で2回5失点KOされた投手は使わないよってことでしょうね。


 もっといえば、ダルビッシュが移籍してきたせいで、アクティブロースター(日本でいえば1軍ベンチ入り)から弾き飛ばされたなという当初の危惧が実現した、というだけでした。
 中継ぎもできるマエケンはぎりぎり生き残り、リュ・ヒョンジンは登録外へ……って感じです。

 期待していたノーベル文学賞を日系人が獲得し、その翌日には国民的エースが国民的クラブから登録抹消される……踏んだり蹴ったりですね。

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佐山和夫
潮出版社
2017/7/5