韓国と中国 通貨スワップ協定を3年延長(聯合ニュース)
「THAAD葛藤を超えて」韓中通貨スワップ延長された……関係改善きっかけとなるか(聯合ニュース・朝鮮語)
韓国銀行(中央銀行)は13日、ウォン・人民元の通貨交換(スワップ)協定を延長する契約を中国人民銀行と締結したと発表した。契約期間(3年)と融通枠(560億ドル、約6兆3000億円)は従来の契約と同じだ。通貨交換協定は金融危機などの際に通貨を融通し合う取り決め。 (中略)

14年に3年延長し今月10日に期限を迎えたが、両国はこれまで延長の有無を明らかにしておらず、米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備を巡る韓中関係の冷え込みが影響したとの見方が出ていた。
(引用ここまで)
韓中通貨スワップ満期延長するかどうかは、有効期限が過ぎた後も霧の中だった。

サード葛藤で両国関係が困難な中でも、両国が通貨スワップを維持し、経済同盟関係を続けていくことにしたものである。

中国が今年3月に限り令(限韓令・韓流禁止または制限令)を下した以来ねじれいた両国関係に転換契機が用意されたものと解釈される。

ムン・ジェイン大統領も先月、「韓中通貨スワップ延長が関係改善のサイン(信号)であるという点は共感する」と述べた。
(引用ここまで)

 実は11日には合意はできていた、ということのようですね。
 それ以前の10日にも確かに実務者レベルで合意はできていたのだけども、なんらかの理由で発表はできなかった(させてもらえなかった?)ので満期を迎えている。
 実際には一度満期を迎えて、新規に合意したという形になっている。
 だけども、実質的には延長となった……という形でもある。

 うまい。
 中国はやっぱりうまいなぁ。

 楽韓さんは単純に「ギリギリでなんらかの形で韓国に恩を売る形(鞭を打つ形)で延長するはず」という見立てでいたのですが、その見立てをさらに上回って韓国側を操っていた、ということです。
 すなわち、中国側は「一度終わらせることも厭わない」という態度を見せていた。
 そのまま終わらせてもよかった。だけども、延長してやるのだ。
 という形で「中韓通貨スワップ協定の持つ価値」を最大限に生かして延長したわけですね。

 まだまだ政治的な立ち振る舞いでは中国にかなわないな……といったところです。
 ただ、下の記事の「この中韓通貨スワップ協定延長で関係改善ができるかも」という期待が韓国に立ちこめてもいるのですよね。このあたりについてはまた今度。

六韜: 兵法 武経七書
平田 圭吾