【萬物相】韓江氏は韓国人全体の意見を代弁したつもりか(朝鮮日報)
韓江氏の米紙寄稿コラム、韓国大統領府がSNSで紹介し物議(朝鮮日報)
【コラム】「代理戦争」、韓江氏の筆は誤り(朝鮮日報)
While the U.S. Talks of War, South Korea Shudders(ニューヨークタイムズ・英語)
英国の権威ある文学賞「ブッカー国際賞」を2016年に受賞した韓国人女性小説家・韓江(ハン・ガン)氏(46)が米紙ニューヨーク・タイムズに寄稿した文章を、韓国大統領府がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェイスブック」の公式アカウントに掲載したことをめぐり、論争が巻き起こっている。韓江氏の寄稿文は韓国戦争(朝鮮戦争)を超大国間の「代理戦争(proxy war)」と規定、最近の韓半島(朝鮮半島)情勢緊張の責任が米国にあるような論旨となっている。

韓江氏は8日(韓国時間)に掲載された「米国が戦争を語る時、韓国は身震いする」という題の寄稿文で、「韓国戦争は強大国が韓半島で行った代理戦争だった」と表現した。そして、韓国戦争時の老斤里(ノグンニ)虐殺事件を例に挙げ、「(米軍が)韓国の人々を威厳ある人間として認識していれば発生しなかった事件だった」と書いた。また、「トランプ大統領とは違い、私たち(韓国人たち)にとっては平和以外のどのような解決策も意味がない。『勝利』というものは嘲笑(ちょうしょう)の種であり、不可能な『中身のないスローガン』であることをよく知っている」とも書いた。その一方で、同氏は韓国戦争を起こした北朝鮮の侵略や相次ぐ北朝鮮の核による挑発行為には言及していない。

 大統領府は、この寄稿文が掲載された8日、フェイスブックの公式アカウントに「韓国戦争は代理戦争」という文が含まれている韓江氏の寄稿文の一部翻訳文と、寄稿文が掲載されたニューヨーク・タイムズ電子版のアドレスを掲載した。この記事で大統領府は「ある作家が韓国人に『平和』以外のシナリオはあり得ないと述べた。この寄稿文に対するニューヨーク・タイムズ読者たちのコメントも興味深い」として、「誰かがこの記事の原稿を米政府に渡してほしい」という読者コメントを紹介した。
(引用ここまで)

 韓江はブッカー賞の国際賞を受賞したということで、韓国ではノーベル文学賞もと期待されている作家なのですが。
 受賞作は英訳の時点で本来の話とはまったく違うものになっていたということです。
 ついでにその翻訳を担当した人物は「韓国人がなぜノーベル文学賞にこだわるのか理解できない」というコメントをしてしまって、韓国人の自尊心(実際には虚栄心)をいたく傷つけたなんてこともありましたね。

 さて、その韓江という作家が最近書いたコラムを大統領府がリンクしたということで話題になっているのですね。
 朝鮮戦争については中国とアメリカの意向によってはじめられたものだとしている。
 北朝鮮が侵略の意図を持って起こした戦争ではない、とする考えかたを披露しているのです。
 これ、韓国内の北朝鮮シンパに普遍的に見られる考えかたでして。
 アメリカがアチソンラインを引いたからこそ、北朝鮮は出てきたのである。北朝鮮も一種の被害者だとするものです。
 ひどいものになると、北朝鮮が攻めてきたという事実さえ認めず、韓国軍が北進を開始したために北朝鮮が応戦したものだという史観まであるのですよね。

 現在のムン・ジェイン政権がどのような史観を持っているかは不明ですが、そういった立場をとることが多い左派によって構成されている政権であることは間違いありません。
 天安艦の撃沈を北朝鮮によるものと信じない輩が政権中枢にいるほどですからね。

 そんな背景を持っている北朝鮮シンパによるコラムなので、当然のように「北朝鮮の立場になって書かれている」わけです。
 まるで韓国人全体がそんな気持ちになっている、とでもいわんばかりの内容だったのです。
「主語の大きな人間の言うことには気をつけろ」という原則通りの話ではありますね。

高っ。数が出ないから高くせざるを得ないのか……。
菜食主義者 (新しい韓国の文学 1)
ハン・ガン
cuon
2011/6/15