日本は2泊なのに…米大統領の「韓国1泊」に青瓦台の釈明は(朝鮮日報)
韓国メディア、トランプ大統領の「1泊訪韓」に懸念(中央日報)
 青瓦台(韓国大統領府)の朴洙賢(パク・スヒョン)報道官は17日の記者会見で、トランプ米大統領の訪韓日程について「11月7日午前に到着し、8日に出発することで韓米が合意した」と発表した。青瓦台とホワイトハウスは昨夜まで、11月7日に韓米首脳会談を行うことしか発表しておらず、到着や出国の日程は明らかにしていなかった。ただし17日の会見でも正確な出入国の時間までは発表しなかった。トランプ大統領は日本を11月5−7日、中国を11月8−10日とそれぞれ2泊3日の日程で訪れる。韓中日のうち韓国だけが1泊2日となることについて、青瓦台関係者は「トランプ大統領の実際の滞在時間は韓国も日本もあまり変わらない」と釈明した。(中略)

 国賓訪問なのに1泊2日は短すぎるとの指摘もある。前回の米大統領の国賓訪問は1992年のブッシュ父元大統領で、このときは2泊3日だった。ほかの大統領も国賓訪問の際は3−4日ほど滞在していた。
(引用ここまで)
韓国経済紙イーデイリーは18日、「トランプ大統領の韓国冷遇論、現実化か」と題した社説で「最高の礼遇をする国賓訪韓にもかかわらずトランプ大統領は韓国で1泊2日しか滞在しない半面、日本では2泊3日の日程が最終的に決まった」とし「やむを得ず立ち寄るような姿は『コリアパッシング』をめぐる論争を拡大し、韓米同盟に亀裂が生じたのではという不必要な誤解を招く余地が大きい」と指摘した。

日刊紙の東亜日報は18日、「文大統領、国賓訪問のトランプ大統領と友人なればコリアパッシング消える」という社説で「トランプ大統領の訪韓は日本・中国訪問の間に挟まれている。韓国は経由地という程度になってはいけない」とし「今回こそトランプ大統領に韓国の戦略的価値が日本や中国に劣らないということを印象づけ、『コリアパッシング』という言葉が消えるようにすべきだ」と強調した。

ハンギョレ新聞は18日、「トランプ大統領の訪韓、滞在期間より『平和』メッセージが重要だ」という社説で、「米国大統領の訪問日程が日本より韓国が一日少ないというのは確かに無視できることではない」とし「問題はトランプ大統領が韓国でどんなメッセージを送り、トランプ大統領の訪韓後に韓米関係と韓半島(朝鮮半島)情勢にどのような変化があるかがあいまいな点だ」と憂慮を表した。
(引用ここまで)
 トランプの訪韓が1泊2日、訪日は2泊3日と発表されました。韓国で「軽んじられた!」と大騒ぎしてます。
 これ以外に韓国国会でもけっこうな話題になってますね。

野党3党、トランプ「1泊2日」国賓訪問批判の中の「温度差」(聯合ニュース・朝鮮語)

 国民の党、自由韓国党、正しい政党ともに取り上げる。まあ、温度差はあるけれどもって感じですかね。
 韓国政府は言い訳に終始するわ、国会で取り上げられるわ、メディアは大騒ぎだわ。
 日本との滞在日数の差がそんなに大事なのですねぇ。

 表面上の懸念としては、「朝鮮半島情勢が緊迫している現状で日本・中国には2泊3日で、当事者である韓国に1泊2日とは軽んじられているのではないか。『とりあえず寄っていく』ていどの国の扱いをされていないか」というものが大きいのですが。
 それに対して韓国政府は「国賓として遇している。時間よりも密度が大事だ」というように話しているということなのですが。

 まあ、そんなのは建前ですよね。
 韓国という国の成り立ちからして、「日本よりも軽んじられることは許されない」という国是があるのです。
 日本よりも上の扱いを受けるべき国でなければならない。実態はどうであれ。
 日本海呼称問題、軍艦島の世界遺産登録問題なんかもそうですよね。韓国の言い分が通らなければならない。事実がどうであれ、世界はこの基準にひれ伏すべきなのだと。

 これまでは小国の戯れ言だったし、主たる被害者は日本だけだったので見逃されてきたものが、他国とのすりあわせ上もそういうわけにも行かなくなってきたというのが昨今。
 周囲からは「もういっちょ前の国の大きさなんだから」と扱われるようになってきたといったところでしょうか。
 トランプ大統領の訪韓日数というものは、世界が韓国のわがままをスルーしなくなってきた象徴といえるかもしれませんね。
 思えば、オバマ大統領がパク・クネに「中国が悪いときには悪いと言えるようになれ」と共同記者会見で言われたときあたりから風向きが変わってきた感じですかねー。

日米同盟のリアリズム (文春新書)
小川和久
文藝春秋
2017/7/20