「ユネスコ、慰安婦資料の登録判断を見送り」…日本のロビーの成果?(中央日報)
韓国と中国の市民団体が推進している旧日本軍慰安婦資料の世界の記憶(記憶遺産)登録に関して国連教育科学文化機関(ユネスコ)が判断を見送る可能性があると把握された。NHKはユネスコの国際諮問委員会(IAC)関係者を引用して「世界の記憶の新規登録を審査中であるIACが慰安婦資料について、登録するかどうかの判断を見送った」とし「最終的にはユネスコのイリナ・ポコバ事務局長が判断するが、専門家の意見を受けて登録を見送る公算が強くなっている」と27日、報じた。 

  報道によると、26日(現地時間)、フランス・パリでIAC非公開会議が開かれて韓中の市民団体が申請した慰安婦資料2件を審査したが、関係国間議論が必要だという理由で登録の推薦が見送られた。 

  これに先立ち、日本政府はユネスコ側に「(慰安婦資料の登録が)政治的に利用されている」と主張しながら改善を要請した。今月開かれたユネスコの執行委員会はこれを受け入れ、各国が事業を進めるに当たって「対話の原則」の下で政治的な緊張を避けるということで合意した。 (中略)

ユネスコが慰安婦資料の判断を見送ったことに関連して日本政府が行った水面下でのロビーの結果だと見る見方もある。日本の最も強力な武器はユネスコ分担金だ。現在、日本は米国の次に分担金を多く出している国だが、米ドナルド・トランプ政府がユネスコからの脱退を宣言して日本の影響力がより一層高まるほかない状況だ。実際に、日本は2015年南京大虐殺に関する資料が登録されると、分担金の支給中断を検討すると脅威した。  
(引用ここまで)

 NHKによると、という但し書きつきでまだ正式なリリースはユネスコ、日本政府、韓国政府のどこからも出ていないのですが。
 韓国、中国から申請のあった慰安婦関連資料は登録見合わせということになりそうです。
 ……また勝ってしまったか。

 日本側からは「世界の記憶関連改革は即時適用されるべきだ」という呼びかけがあったことが効いているのでしょうね。
 来年から「ユネスコの精神に則って」変更するのであれば、それが今年の登録に適用されない理由はなんだという話にもなります。
 さらにアメリカが脱退を決定したことも影響を及ぼしているでしょう。
 ここでまた分担金の負担率1位の日本が予算供出保留とかされたら組織として負担になるというのも実際なのでしょう。
 日本政府が着々と圧力を加えてきた結果が出た、といってもいいのではないでしょうか。

 さて、韓国側でこのニュースを伝えている記事コメントで韓国人は阿鼻叫喚になってますね。
 「独島は我々の土地! 慰安婦合意を破棄せよ!!」とかわけのわからないコメントがいいね1位になってたりします。
 なんで独島(笑)。

[総合] NHK・毎日 "ユネスコ、慰安婦資料記録遺産登載保留"(ニューシス・朝鮮語)

 昨日あたりまでは「日本の外務省が慰安婦資料登録に抗議」とか「日本の官房長官が抗議」といったニュースに対して「おまえらはおまえらで抗議しろ、我々は登録に向かう」くらいに余裕綽々のコメントばかりだったのですけどね。

 慰安婦合意、ユネスコ分担金保留世界の記憶改革要求と日本政府の布石がうまく働いたといっていいでしょう。
 正式発表を待つとしましょうか。

「歴史戦」はオンナの闘い
河添 恵子 / 杉田 水脈
PHP研究所
2016/6/21