慰安婦記録物の「世界の記憶」登録は保留…日本の圧力で(中央日報)
韓国・中国など8カ国の市民団体が共同で進めてきた「旧日本軍慰安婦記録物」の「世界の記憶」(世界記憶遺産)登録が結局、保留となった。慰安婦記録物の登録を阻止するために日本政府がユネスコに圧力を加え、結局、実現しなかった。ユネスコの国際諮問委員会(IAC=The International Advisory Committee)は30日(現地時間)、仏パリでの登録審査の末このように決定したと伝えた。

旧日本軍慰安婦記録物は日本の蛮行を告発する被害者の証言と治療記録、慰安婦運営の事実を証明する史料など2744点で構成されている。これに先立ち小委員会は人権侵害された被害者の勇気ある発言と真相究明を引き出したという点で「唯一かつ代替不可能な資料」と評価したが、日本政府の強い反発を受け、関係国間の対話が必要だという理由で登録の判断を保留した。

その間、日本はユネスコ予算の9.6%を分担金として支給する最大後援国であることを武器に、登録審査制度改革案を自国に有利に変更するなどユネスコにあらゆる方向から圧力を加えてきた。このため今後の見通しも明るくないという分析だ。ユネスコは日本政府の強い要求で改定された審査制度を来年から施行し、関係国間の歴史認識に隔たりがある場合は審査を保留すると明らかにしている。
(引用ここまで)

 ユネスコの世界の記憶に登録申請の出ていた「慰安婦関連資料」が登録保留決定しました。
 いまさっきまでやってた官房長官記者会見でも話題が出ていました。

 喜ばしいことですね。
 NAVERニュースでは検索ワードの第1位に「慰安婦関連資料」が上がり、ニュース記事のコメントは余裕の1000オーバー。

[総合]ユネスコ、慰安婦記録遺産登載保留... 「関連国の議論せよ」(ニューシス・朝鮮語)
ユネスコ執行委員会は18日、世界記録遺産と関連意見の相違がある場合は、締約国間の対話を促して意見が集められるまで、最大4年間審査を保留する決意(審査制度改革案)を満場一致で採用している。新しい制度の適用は2019年から適用されるが、ユネスコ記録遺産登録の申請は、2年に一度行われる。このため、昨年5月、世界記録遺産登載申請をした慰安婦資料が今年登載されない場合は、新しい制度を適用されることになり、最終的には日本の強力な反対によって事実上登録が難しくなるという見通しが提起されてきた。

また、新しい審査の規定は、2019年から適用されるが、ユネスコはこの規定を事実上前倒しして今回婦ドキュメンタリー審査に適用したことになる。ユネスコが今回の声明で明らかにしたように、韓国と中国、日本の関係者を対話の場に集めたとしても異論が狭まる可能性は今のところほとんどない。

日本政府はこれまで、ユネスコ分担金の支払いを拒否してまで慰安婦ドキュメンタリーが世界記録遺産の審査対象となることを防ぐために総力を傾けてきた。日本はユネスコ米国に続いて二番目に多くの分担金を支給する国であり、これまでユネスコが自国に不利な決定をするたびに、分担金の支払いを延期し、ユネスコに圧力をかける手段として活用してきた。

特に最近、米国がユネスコ脱退を宣言した以降は、正式に最大の分担金の支払い国となって影響力が以前よりも大きくなった。
(引用ここまで)

 ネチズンは「最終的には金か!」「軍艦島が登録されて、なんでこちらはダメなんだ」というようにファッビョーン状態。
 ま、実際に分担金支払い留保は大きな武器として使えてきたでしょうね。
 ようやく日本も外交や交渉というものを取り戻してきたってところです。

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)
西原理恵子
KADOKAWA / 角川書店
2012/6/25