チュ・ミエ、「イ・ソッキ、ハン・サンギュン釈放 」民衆党の要求に答えず(聯合ニュース・朝鮮語)
民衆党指導部は2日、国会で共に民主党チュ・ミエ代表に会って拘束収監されているイ・ソッキ前統合進歩党議員と民主労総ハン・サンギュン委員長の釈放を要請した。

民衆党キム・チャンハン共同常任代表はこの日、チュ代表を訪問した席で「キャンドル政府が入ったにも関わらず「積弊政府」の朴槿恵政府の関係者とハン・サンギュン、イ・ソッキのような「良心の囚人」が同じ刑務所にいる」とし「「良心の囚人」が早く出てくることを願ってやまない」と述べた。

キム・ジョンフン共同常任代表は「昨年のようにキャンドルを持った美しい縁を持っている」とし「時には応援し、時にはより迅速に進展することができるように情熱を尽くして働くようにする」と語った。
(引用ここまで)

 共に民主党のチュ・ミエ代表に対して、民衆連合党の共同代表であるキム・チャンハンが「ハン・サンギュンとイ・ソクギの釈放を頼む」と依頼したというニュース。
 だいぶ解説が必要な感じなので書きましょう。
 ハン・サンギュンは「世界最悪の労働組合」ともされる民主労総の元委員長で、一昨年のソウルで繰り広げられた暴力デモの首謀者です。
 最近、何度かその暴力デモの様子の動画を貼っていて好評なので、今回も貼っておきましょう。



 このデモのあとに寺に逃げこんだもののそこの信者から「迷惑だから出てけ」といわれたアレですね。
 なぜかそのときパンイチだったそうですが。
 なんでも最近は「ろうそく革命の成功」によってだいぶ増長しているらしく、獄中からムン・ジェインに対して公開討論を求めていたりするとのことです。

【社説】法と原則を無視する韓国警察・検察は恥を知れ(朝鮮日報)
 問題のデモは全国民主労働組合総連盟(民主労総)などが中心となって2015年11月14日にソウル都心で行われ、10時間以上にわたり現場を完全な無法地帯としてしまった。デモ隊は「ソウルをまひさせろ」などと叫び、一方で彼らを制圧しようとした機動隊員らも113人が負傷した。 (中略)デモを主導した民主労総のハン・サンギュン委員長(当時)は後に裁判で懲役3年の実刑判決を受け今も刑務所に服役している。

 白氏の死亡は残念なことだ。しかし機動隊員らは違法デモを阻止する任務を遂行中だった。警察も「正当な職務の遂行だった」と説明している。ところが政権が変わるとおかしなことが次々と起こり始めた。服役中のハン氏は大統領との公開討論を求め、警察庁長は「警察の方が間違っていた」として謝罪し、検察は放水を行った機動隊員らを起訴した。彼らは政権が変わった後も自らの地位を守り、あるいは昇進するために、法と原則を無視している。彼らこそ自らの言動を恥じるべきだ。
(引用ここまで)

 そして民衆連合党は、パク・クネによって解散させられた統合進歩党の系譜を継いでいる政治団体(国会議員ゼロ)。
 もうひとり、釈放要求されているイ・ソッキなる人物は内乱陰謀罪等で逮捕され、裁判では内乱扇動罪で有罪になった元統合進歩党の国会議員です。
 「戦争が起きたら北朝鮮に同調して、通信、石油、鉄道、ガスといったインフラを一気に攻撃し、武装発起する」というような話をしていたということで、2015年に懲役9年、公民権停止7年が言い渡されています。

 こんな輩が与党代表と会って、話をするだけでなく特赦を求めるという時点で異常事態なのですが。
 韓国では彼らに対してクリスマス特赦が与えられるのではないかという噂です。
 ただ、ろうそく革命を支援してきた民主労総は民衆連合党のバックにおり、かつセットで特赦を求めてきたということで無視はできなかったということなのでしょう。

 この特赦要求、ムン・ジェインにとってはひとつの踏み絵となるといっても過言ではないですね。
 「ろうそく革命」の名の下にどんな人間でも特赦してしまうのか。
 それとも社会秩序を優先することができるのか。

 民主労総、民衆連合党共に北朝鮮に近い団体です。心情的にはムン・ジェインと相当に近い位置にいる団体、人物であるといえるでしょう。
 そういった連中からの要請を、「ろうそく革命」の名の下の要請を断ることができるかどうか。
 残りの任期でムン・ジェインがなにを起こすかの雛形になると思いますよ。ちょっと注目です。