トランプ大統領がゴルフ会談で語った本音 (日経新聞)
日米首脳 やりとり判明(FNN)
 「シンゾー。あのアイデアは素晴らしい。まさにナイスショットだ。中国も北朝鮮(問題)について考えを変えるだろう」

 日本政府関係者によると、プロゴルファーの松山英樹選手が300ヤードを超えるショットを打つなかトランプ氏が上機嫌で評価したのは安倍首相が提唱する「自由で開かれたインド太平洋戦略」だった。

 同戦略は、日米にオーストラリアやインドを加えた4カ国を軸に、アジアからインド洋を経てアフリカに至る地域の安定と成長をめざす内容。翌6日の首脳会談で日米共通の外交戦略とすることで合意した。

 日米両政府は表向き「特定の国を標的にした戦略ではない」との立場を示している。だが、トランプ氏が漏らしたように「南シナ海やインド洋での中国の影響力拡大を抑止するのが最大の狙い」(日米外交筋)といえる。(中略)

 米国務省の重要ポストの多くがいまだ空席で、戦略立案能力が十分ではないトランプ政権にとって日本が用意した対中戦略に乗るのは「願ってもないことだった」(米外交筋)。8日からの中国訪問を前に、北朝鮮問題や通商問題で中国の協力姿勢を引き出すための外交カードになるとの計算もあった。

 「(北朝鮮の)金正恩(キム・ジョンウン)は簡単な男ではない。問題は複雑だ」

 日本と米国の外交筋によると、ゴルフ会談でトランプ氏は北朝鮮の軍事的選択肢を持ち続ける姿勢をみせる一方、粘り強く外交努力を積み上げる考えを示した。会談の内容を知る日本政府関係者は「いつ先制攻撃するかといった物騒な話は一切出ていない」と明言する。
(引用ここまで)
安倍首相とトランプ大統領の会談の中で、朝鮮半島有事が発生した場合の対応も含めて、突っ込んだ話し合いをしていたことが明らかになった。
政府関係者によると、一連の会談の中で、朝鮮半島で軍事衝突が起きた場合に、韓国にいる日本人をどう退避させるかについても話し合われ、韓国駐留アメリカ軍による日本人の輸送など、今後、具体的な対応を協議していくことを確認したという。(中略)

一方、会談の中で、トランプ氏が、北朝鮮との対話を重視する韓国に強い不満を漏らしていたこともわかった。
(引用ここまで)

 日米首脳会談やゴルフ場での話がいろいろと漏れ聞こえてきています。
 日経記事のほうは日米豪印のダイヤモンド構想ですね。韓国が「我々はこの構想からないがしろにされているのでは?」と疑心暗鬼になっているアレです。
 今回のトランプ大統領が「自由で開かれたインド太平洋」という言葉を繰り返し使っていますが、これが最大の成果といってもいいでしょうね。
 韓国がいうところの「トランプのプードル」だったはずの安倍総理がいつの間にか外交におけるメンターとなっていたというわけです。

 インドにとっても中国のインド洋進出は避けたい事態なので、 渡りに船。スリランカが簡単に中国に籠絡されていることもあって、ダイヤモンド構想は本当に必要なものとなっているのです。
 唯一の不安要素はオーストラリアですが、だんだんと中国のひどさが伝わりつつあるのでなんとかなるかなーという気も。政権が変わるとどうなるか分からない部分がありますが。
 あ、韓国ですか? ……インド洋、太平洋に影響を及ぼすことができるような海洋国家ではないですからね。外洋には出ずに沿岸地域でちゃぷちゃぷやっているのがお似合いです。
 そもそも外洋に出るにはどの艦もトップヘビーが過ぎるし。

 FNNのほうは韓国についてごくごく短い話ですが、「強い不満を漏らしていた」というのは逆にリアリティがありますね。
 こうなると「まるで物乞いのようだ」という発言は実際にあったのだろうなぁ……。
 軍事力を背景にして硬軟の交渉をするというのは、この段であれば当然の手段であるにも関わらず、いまだに「主役は我々だ」みたいな妄言を続けている。
 韓国がいることで交渉が片手落ちになる可能性が強いのです。

 さて、今日トランプ大統領は午前中に国会演説を予定しています。突発発言がないかと韓国側は戦々恐々としているようですが。
 まあ、たぶんないとは思うのですよね。……たぶん。

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2016/8/5