海外の記者が見た韓米首脳会談の「残念な点」(朝鮮日報)
 それにしても外信記者たちは冷静だ。トランプ大統領は前日の記者会見で、昨今ささやかれている「コリア・パッシング(韓国外し)」に関して「韓国をスキップしたりはしない」と述べた。これについて、ある通信社の記者は「トランプ大統領が記者会見の場で『韓国を外す』などと言うはずがないだろう」と指摘した。
(引用ここまで)

 引用部分以外の記事は「規制が厳しくて取材に動けない」というような愚痴なのでスルー。
 最後のここだけがちょっと面白かったのですが。
 「外信記者たちは冷静だ」っていう理由がコリアパッシングについて「大統領が記者会見で『韓国を外す』などと言うわけがない」と指摘したから、ということなのですが。

 いや、気づくだろ。
 アメリカが外交方針として「コリアパッシング」とやらをするとしたら、戦術的にそうするはず。
 わざわざ「これからコリアパッシングするぞ!」って宣言してからやるバカはいないし、実際にすでにやっていたとしても「韓国外しは事実だ」なんて国家元首が同盟国に対して言うわけがない。
 口では「そんなことをするはずがない」って言いながら行動は別。
 THAADミサイル配備への圧迫で中国に散々やられてきたことだろうに。

 そういう意味ではパク・クネが訪米時にオバマ大統領(当時)から「中国にちゃんとものの言える国になれ」って言われたのは異常事態であったのですが。
 ……あの2ヶ月後に慰安婦合意があったことを考えると、相当な圧力がパク・クネ政権にはかかっていたと見るべきなのだろうなぁ。

 閑話休題。
 このていどの構造に気づかないで記者やっているとか、冗談のような存在ですね。
 まあ、ピンキリであるのでしょうが。
 それにしたって、この指摘で「冷静だ」はないもんですよ。

スルーされない技術
石田章洋
かんき出版
2014/7/7