トランプ氏−慰安婦被害女性の抱擁 駐韓米国大使代理「単なる人間的ジェスチャー」(中央日報)
駐韓米国大使代理のマーク・ナッパー氏が9日、ドナルド・トランプ大統領が慰安婦被害女性と抱き合ったことについて「来賓をあたたかく迎えたもので、政治的な目で見てほしくない」と述べた。

ナッパー氏はこの日午後、ソウル貞洞(チョンドン)大使官邸ハビブハウス(Habib House)で行われた出入り記者団との懇談会で、関連質問に対して「韓国と日本メディアが非常に過度な解釈をしようとしているようだ。単なる人間的なジェスチャーだったと見れば良い」と述べた。

7日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が主催した国賓晩さん会では映画『アイ・キャン・スピーク』の実際のモデルである李容洙(イ・ヨンス)さんをトランプ大統領が抱擁する場面がカメラにとらえられて話題を集めた。当時、李さんが手を伸ばすと、トランプ大統領が抱擁して笑顔を浮かべた。

現場では両首脳の周辺に来賓を紹介する通訳がいなかったため李さんがどのような人物か、トランプ大統領は知ることができなかったという話もある。

ナッパー氏は晩さんメニューに独島(ドクト、日本名・竹島)エビが登場し、日本側が韓国に激しく抗議したことに対する質問には「おいしい食事、素晴らしい公演だったと言いたい」と述べて笑った。 (中略)

ナッパー氏は韓国政府が中国との関係改善を進める過程で明らかにした韓日米軍事同盟不可などの「三不の立場」が首脳会談で議論されたかどうかについては「具体的な言及は首脳会談中にはなかったと承知している。韓中間の生産的関係が(北朝鮮の非核化に)中国が肯定的役割を果たすために役立つと思う」と述べた。
(引用ここまで)

 昨日も書いたように大使の言葉は原則として政府の意向そのものです。
 まだ次期大使のヴィクター・チャ氏は着任していないので、ここでは大使代理ですが同様です。

 元慰安婦が出席して、ハグしたことについて「政治的背景を云々せずに、単純にゲストをもてなしただけ」というのがアメリカ政府の正式な見解であるということですね。

 そもそも、出席すること自体を日米政府はもちろん、韓国の外交部すら認識していなかった模様。

元慰安婦招待、日米政府に相談なし トランプ氏歓迎会(朝日新聞)
韓国政府が7日に主催したトランプ米大統領の歓迎夕食会に、元慰安婦の女性が招待され、日韓が領有権を主張する竹島の韓国名を冠した「独島(トクト)エビ」が出された問題で、韓国大統領府は、外交省や日米両政府に対して元慰安婦の招待を事前に相談しないまま行事を推進していた。

複数の日米韓関係筋が明らかにした。大統領府は夕食会前日の6日夜、記者団にメニューや招待者を説明。ソウルの日米両大使館にも伝わった。

 日米両政府は元慰安婦の女性が参加することは知らされておらず、事実確認に走ったが、韓国外交省は把握していなかった。韓国政府は夕食会の直前になり、米側に元慰安婦の女性の参加を告げたという。
(引用ここまで)

 外交部すら把握していなかった、すなわち韓国大統領府の独断だったということです。
 大統領府が日本に明白な敵意を示すためのイベントとして晩餐会を利用し、アメリカを巻き込もうとしたのでしょう。
 近づいてきた人物が誰かも知らされずに、ただ儀礼的にハグしただけのシーンを写真に撮って政治利用したと。

 でもまあ、こうしてその企みは看過されてすべて暴露され、アメリカ政府からは「ただゲストをハグしただけだろ、hahaha!」と軽くあしらわれたわけです。
 慰安婦合意について歓迎するとしていたアメリカ政府の意向はまだ有効だと見るべきでしょうね。

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2007/7/24