米紙、韓米首脳会談が終わると「文大統領は信頼できない友人」(中央日報)
South Korea’s Bow to Beijing(WallStreetJournal・英語・会員限定)
世界最大の経済紙ウォールストリートジャーナル(WSJ)が7日(現地時間)、「韓国、北京に頭を下げる」(South Korea’s Bow to Beijing)と題した社説で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領について「信頼できない友人」(unreliable friend)と評価した。

トランプ大統領が訪韓した際には「偉大な協力」「非常に大きな進展」などの発言が出てきたが、最近の行動を見ると望ましくないということだ。また、韓国がTHAAD(高高度防衛ミサイル)と民主主義同盟を傷つけたと評価した。

WSJは、北朝鮮が核実験とミサイル実験を続けているにもかかわらず、文大統領は韓半島(朝鮮半島)の緊張を緩和するために北朝鮮と対話して金正恩(キム・ジョンウン)委員長をなだめる方法を好むと指摘した。開城(ケソン)工業団地を再開しようという動きを最も悪い例に挙げた。開城工業団地は北朝鮮に年間1億ドル(約112億円)をもたらすからだ。

WSJは開城工業団地再開の動きだけでなく文大統領は広い範囲で米国の政策に反していると指摘した。THAADをめぐる中国の圧力に屈服し、金正恩政権を支持する人たちにむしろ贈り物をしたと伝えながらだ。 (中略)

WSJの社説は米国の保守的視点の一端を表していると解釈される。米国の有力メディアが文大統領を「信頼できない人」と異例の表現をしたのも、米国保守層の不満を表したものとみられる。
(引用ここまで)

 ちなみにWSJ.comに書かれているこの論評は、米韓首脳会談が行われる前のムン・ジェインの行動しか書かれていません。
 それもそのはずで、日本時間で8日の朝に書かれたものですから。
 元慰安婦を晩餐会に出席させたのは大統領府の独断だとか、共同声明にインド太平洋構想について賛意を記していたものを翌日に撤回したとかそういったバカげた話が出る前の記事なのです。

 つまり、そういった米韓首脳会談における外交的非礼以前に韓国を「信頼できない友人だ」としているわけですね。
 どれだけ基本ステータスとして信頼されていないのか、アメリカ国内の保守層が持つ、韓国への認識を如実に表していると思います。

 一方で韓国国内ではこのWSJの論評について「とんでもない」だの「中国のTHAAD圧迫でアメリカは韓国になにもしてくれなかったのに」なんて声が出ているようです。

「文大統領は信頼できない」 韓米会談後の米紙報道に韓国ネットは(朝鮮日報)

 まだまだムン・ジェインを「外交天才」としている声もあるようです。

 「信頼できない」という基本はあるものの、それでもまだ「友人扱い」ではあるのですよね。
 日本にとってはもはやただのマネージされている関係の隣国なのですが。
 米韓関係がそこまでになるのは、もうちょっと時間が必要なのかもしれませんね。

友人キャラは大変ですか? (ガガガ文庫)
伊達康
小学館
2016/12/25