強風、大勢の観客移動で揺れる開会式スタジアム 大統領府も舌打ちする不手際…(産経新聞)
一部を撤去しやすいように建てられたスタジアムは安全問題が懸念されていると中央日報は報じる。現場労働者の話として「大会後、撤去しやすいようにアルミ構造物で建設している」と伝えている。

 この話を裏付けるように、ノーカットニュースは撤去しやすいように一時的に建てられたため、「強い風が吹いたり、多くの観客が一斉に移動すると、はっきり感じられる揺れが起こる」と報じた。さらに、9月に施設を視察した大統領府の関係者は「『どうしてこんな不十分な準備をしたのか不思議だ』と舌打ちした」と伝えた。

 この“揺れ”報道に対し、大統領府と安全管理公団はそれぞれ2度の点検を実施し「安全に問題はない」と結論づけた。国民の不安を払拭するために最大入場人員の70%の2万8000人をスタジアムに招き、国民自らの目で安全を確認してもらう方針だという。

問題点はほかにもある。スタジアムには屋根と外壁がなく、観客は酷寒への対応も必要だ。中央日報によると、12年からの5年間で開会式が開催される2月9日の平均気温は氷点下8.3度。13年には同20.3度を記録したという。なのに、平昌組織委の関係者は「観客のほとんどが膝かけ毛布と湯たんぽに頼って4時間以上震えることになる。適当な対策がなく、心配が山積だ」と懸念している。さらにトイレも不足。中央日報が確認したところ、観客3万5000人が入場する会場でトイレは10個だけだったという。
(引用ここまで)

 今月2日に掲載された記事の再掲。産経はけっこうこういうパターンをやってくれて「あれ、これ前に見たな」ということがありがちなのですけども。
 今回は割とありがたい。
 この記事が出た後、4日にこけら落としのK-Popコンサートがあって、低体温症を起こした人が入院したというわけですね。
 いろいろとこちらのほうが「開閉会式場」としての情報がまとまっていて分かりやすいので、リンクしておきましょう。

 要するに撤去が予定されている部分は撤去を優先しているためにアルミ骨組みの安普請。
 しかも、設置されている場所はこんな場所。



 オリンピックスタジアムとオリンピックプラザが別途あるんですが、まあ場所としてはほぼ同じ。
 平野部にぽつりとあってまるっきり吹きっさらしなのが分かるかと思います。
 そして緯度は仙台と同程度。
 つまり、宮城球場……じゃなくて、えーっとKoboパーク宮城で野球が2月上旬に開幕して、壁もなにもない最高に風の通りやすい状態で観戦しなくちゃいけないってところですか。

 あれか、拷問か。
 ちなみに使い捨てカイロは零下になると化学反応を起こせなくなって暖かくなりません。
 平昌オリンピックプラザの収容人数は3万5千人。それなのに現状でトイレ10個。
 うむ、取材しないという決断は正しかった気がします。

狼の口 ヴォルフスムント 1巻 (HARTA COMIX)
久慈 光久
KADOKAWA / エンターブレイン

2011/7/21