慰安婦関連記録物、ユネスコ登録さらに困難に(朝鮮日報)
 国連教育科学文化機関(ユネスコ)のオードレ・アズレ次期事務局長(45)=フランス=は11日(現地時間)、「加盟国間の確執を招く可能性のある問題はできるだけ避け、団結を図らなければならない」と明らかにした。AFP通信などが報道した。ユネスコ次期トップのこうした発言で、従軍慰安婦関連記録物が「世界の記憶」(ユネスコ記憶遺産)に登録される可能性がいっそう不透明になったとの見方が出ている。

 アズレ次期事務局長は同日、AFP通信のインタビューで、「ユネスコは解決できない紛争に足を引っ張られたり、機構の機能がまひしたりしている。解決できない問題は避けるべきだ」と語った。 (中略)

 この日の発言は、慰安婦関連記録物の「世界の記憶」登録をめぐる韓日の確執とも無関係ではない。ユネスコ国際諮問委員会は先月30日、慰安婦関連記録物について登録を保留する判断を下した。日本の分担額はユネスコ分担金総額の10%を占めており、日本の顔色をうかがった判断だとの批判がある。
(引用ここまで)

 次期ユネスコ事務総長であるフランスのオードレ・アズレ氏による「これからのユネスコ構想というような感じですかね。
 件のインタビュー記事はフランスのAFPだけでしか配信されていません。
 Google翻訳経由でのなんとなーくの意味しか取れないのですが、とりあえず慰安婦関連資料についての言及はないようです。

Azoulay: a l'Unesco, "reconstruire l'unite", "restaurer la confiance"(AFP・仏語)

 ですが、「ユネスコの再構築」や「アメリカの再加入」についての話は大きく出ていて、かつそのために「国家間の諍いとなるようなものの取り上げかた」を収めたいというような話をしていますね。
 透明性を取り戻すということを自分の世代の主課題であると認識しているようです。

 つまり、日本と韓国・中国において紛争の種となり得る慰安婦関連資料についてはなおのこと登録が難しくなった。少なくとも彼女がユネスコ事務総長を勤めるであろう2期8年は無理。
 その後に韓国人なり、中国人なりが事務総長になればまた別かもしれませんが、そうすればまた論争が激しくなることは目に見えており、それによってユネスコの運営が難しくなるということであれば、その国に対して責任論が出てくるのは間違いないところでしょう。

 慰安婦関連資料の登録拒絶先日の日本側からのユネスコへのさらなる改革の働きかけトランプ大統領の訪韓は成果なし……韓国外交は厳しい情勢が続いています。
 でもまぁ、今日発表されたムン・ジェインの支持率は80%を超えているとのことなので、韓国人的にはやはり「外交天才」という評価なのでしょうね。

週刊ニューズウィーク日本版 「特集:不都合な世界遺産」〈2015年 9/22号〉 [雑誌]
ニューズウィーク日本版編集部
CCCメディアハウス
2015/9/15