THAAD:中国外務省「韓流禁止令は存在しない」(朝鮮日報)
 中国外務省は13日の定例記者会見で、終末高高度防衛ミサイル(THAAD)問題での韓国への報復として中国国内で「韓流禁止令」、いわゆる「禁韓令」が出されていたことについて、「禁韓令は存在していない」という従来の立場を繰り返した。また、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の訪中日程については、可能な限り早く公表すると明らかにした。

 中国の耿爽報道官は同日の定例会見で、関連の質問に対し「中国が韓国に対して文化的な制限を加えたということは聞いたこともないため、(禁韓令を)解除するという問題も存在しない」と答えた。
(引用ここまで)

 韓国政府が「三不の誓い」を立てることでTHAAD圧迫を回避したかったのは主として以下の三部門。

中国人の韓国への観光旅行解禁
・韓国製品(コスメ、自動車等)の販売圧力
韓流禁止令の撤回

 このうち、製品への販売圧力については環球時報が「THAAD圧迫など存在しない、韓国製品が売れていないのは競争力が劣悪なせいだ」という社説を書いていましたね。
 環球時報は政府系メディアなので、中国政府のスタンスとしての発表に他なりませんでした。
 もちろん、三不の誓いを立てたあとに韓国政府が「これで中韓関係は正常化する」と発表した後にです。
 で、今回は韓流禁止令について、中国政府直々に「そんなものはない」との宣言。
 つまり、ないから撤回もできない。以前からの公的立場を再度表明されてしまったわけです。

 それでもまあ、次第に解禁されていくとは見てますけどね。
 韓国に三不の誓いを立てさせることで、中国にとっても周辺国に対して「一度、冊封国となった国が裏切ると我々はここまでやるからな」という示しを見せつけることができた。
 主権放棄までやらせるのだという前例ができたわけです。

 効果は充分にあったように思うので、じわじわと解禁していくのではないかと。
 もちろん、韓国が中国の意向に沿わないような行動をしたら元に戻るのですけどね。
 なにしろ官製の規制などはないのですから、いつでも「民衆の気分」によって戻ったりなんだりを繰り返すことができるのですよ。