【コラム】国賓晩さん会メニュー、韓国側の意図は伝わったのか(朝鮮日報)
「独島エビ」日本抗議で米指摘、韓国「独島」削除 トランプ氏、元慰安婦と知らず抱擁(産経新聞)
 もし韓国大統領府の晩さんメニューに込められたメッセージが「肉ばかり食べていては体によくないですよ」というものだったのなら、この晩さん会は大成功だった。メニューでトランプ大統領が好きな肉の比重はさほど大きくなかったからだ。あるいは世界のメディアに「韓食の美しさ」を伝えたかったのだろうか。確かに写真で見た食事の見た目は非常に美しかった。

 「韓国は自分たちの領土をとても愛している」というメッセージだったのか。だとすればそれも成功した。普通に「砂エビ」と書けばいいものを、あえて「独島エビ」という名前を付け「独島は韓国領土」であることを強調した。ただそのことを晩さんの席で米国の大統領に改めて強調する必要があったのだろうか。

 「米国の大統領は世界の大統領」と持ち上げたかったのだろうか。それも成功した。日本は北朝鮮拉致被害者家族を、韓国は元慰安婦女性をトランプ大統領に会わせた。日本は北朝鮮のことを、韓国は日本のことをトランプ大統領に訴えた。(中略)食事の内容はともかく、韓国は本当に「訳の分からない国」と認識させることには成功したはずだ。それがわれわれの狙いだったとすれば、トランプ大統領の来韓は大成功だったと言えるだろう。
(引用ここまで)
 韓国大統領府が7日にトランプ米大統領を招いて開いた晩餐(ばんさん)会で、韓国が不法占拠する竹島(島根県隠岐の島町)の韓国側呼称「独島」の名前のついたエビの料理を出した問題で、米政府の指摘を受けた韓国側がメニューから「独島」の文字を削除していたことが16日、分かった。また、晩餐会に招待された元慰安婦についても、トランプ氏は元慰安婦と認識せずに抱擁していたことも判明した。

 日本政府はエビ料理と元慰安婦の招待について7日中に韓国側に抗議した。日本政府関係者によると、韓国側は日本の抗議には反応しなかったが、日本の抗議を把握した米国の指摘を受け、「独島」名を外したという。
(引用ここまで)

 韓国が独島エビを晩餐会のメニューとして出す(そして日本からのクレームでアメリカに言われてその文字を消去する)。
 晩餐会のゲストとして元慰安婦を出してくる(どんな背景を持った人物なのかは隠したまま)。

 トランプ大統領に韓国という国を印象づけたいという意味であれば、成功したと思います。
 まあ、それがネガティブに作用したのかポジティブに作用したのかはともかくとして。
 「ああ、こういう国なのだな」という印象づけに成功したのは間違いない。

 アメリが側の事務方は「ああ、やっぱりこういうことやってきたか」っていう印象でしょうし、はじめて韓国の「歓待」に接した人間は「なんでこんなことを?」と思うでしょう。
 この北朝鮮とぎりぎりの状況で最前線になり得る……というかならざるを得ない国が、なんで同様にアメリカの同盟国のはずの日本を貶めるような話をしているのだ……って。

 「あいつは物乞いか?」って言われていたムン・ジェインですが、なおのこと「わけがわからない」という印象を与えたことでしょう。
 むしろ確信を与えたと言っても過言ではないと思いますね。

 韓国政府はネチズンから熱狂的な支持を受けて勝利。
 日本はきっちり外交的抗議する機会を得て勝利。
 アメリカは韓国という国を正しく認識することができて勝利。
 朝鮮日報の記事に代表されるように韓国の保守派は頭を抱えているでしょうが、もう彼らはムン・ジェインの就任からこっち5年間は負け続けることが確定しているので問題なし。

 どこも損をしていない。素晴らしい結果じゃないですか?
 トランプのアジア歴訪は概ね成功だったといっていいと思いますね。