黒く塗装されたB-1B爆撃機を「死の白鳥」と呼ぶメディアのチェック機能の無さ(Yahoo!ニュース個人)
 北朝鮮に関する報道で度々話題になるアメリカのB-1B爆撃機に対して、各メディアは「死の白鳥とも呼ばれている」と紹介しています。しかし、どうして黒く塗装されているB-1B爆撃機が「白鳥」なのか疑問に思わないのでしょうか? 結論から言えばこれはある韓国メディアの思い込みによる勘違いを発端とし、途中で誰も間違いを指摘しないまま多数の韓国メディアが呼び方を真似し始め、日本メディアにまで伝わってしまった誤報なのです。 (中略)

 「死の白鳥とも呼ばれている」とは誰もそんな風に呼んでいなかったのに、メディアが実体の無い「呼ばれている」を繰り返して報道していった結果、どんどん広まってしまって実際にそう呼ばれ出す「嘘も100万回言えば真実になる」という捏造がリアルタイムで行われている様子が目の当たりとなりました。今回の件は単なる思い込みによる勘違いが発端で悪意がある捏造とは言えませんが、もしこれが悪意のある捏造が仕掛けられたらと想像すると、伝聞で報道を繰り返し続ける事は時に危ういものだと感じざるを得ません・・・
(引用ここまで・太字引用者)

 ああ、これだ。
 B-1Bを「死の白鳥」と韓国メディアが呼び続けて、さらに朝日新聞、産経新聞といった日本のメディアまでそれを真似るようになったことに異様な気持ち悪さを感じていたのです。

「死の白鳥」ソウルで低空飛行 北朝鮮への圧力アピール(朝日新聞)

 少なくとも「韓国ではそのように呼ばれている」くらいにしておけばいいものを、まるで元来そういった愛称があるかのように報道する。
 なんともいえない気持ち悪さを抱えていたのですが、ロジックとして表現できていなくてモヤモヤとしていたのですね。
 JSFさんの個人ニュースでそれが書かれていてすっきりしたというか、「ああ、これはうちが書かないとダメなヤツじゃん……」と落ちこむというか。

 慰安婦、軍艦島、青山里戦闘、それから「通貨危機の引き金を引いたのは日本の金融企業だ」なんてのも話の構造としては同じですね。
 こちらは悪意のあるものばかりですが。

ニュースの嘘を見抜け
辛坊治郎
KADOKAWA / 中経出版
2017/6/2