[デジタルストーリー]地震後の学校最も危険... 私ジンユル最低の理由は(聯合ニュース)
去る15日に発生した浦項地震現場で特に視線を引いたのは壊れた建物である。外壁が剥がれ落ちた韓東大の建物をはじめ、柱が崩れた生活住宅、ひびの入ったアパート、傾いた学校などである。

昨年を起点に韓国でも地震が頻繁になり、これに対する警戒心も大きくなっている状態だ。しかし、各種統計によると、全国の建築物は2/3が耐震基準を満たしていないなかった。特に幼稚園や学校などはこれより深刻なことが分かった。 (中略)

地震が頻繁に荷物に応じて耐震設計基準も高くなった。建築法施行令第32条によると、最初に導入された1988年当時、耐震設計基準は「6階以上または延べ面積10万岼幣紂廚侶築物である。

以後、1995年には「6階以上または延べ面積1万岼幣紂廚如2005年には「3階以上または延べ面積1千岼幣紂廚能々に拡大した。2015年に入って「3階以上または延べ面積500岼幣紂△泙燭蝋發13m以上」に該当する建築物の耐震設計が義務付けされた。

昨年9月に発生したレース地震を起点に基準は再び強化された。現在は、「2階以上または延べ面積500岼幣紂△泙燭蝋發13m以上」に該当する建築物に拡大された状態だ。

来月には、再度基準が上がる。「2階以上または延べ面積200岼幣紂△泙燭蝋發13m以上」で改訂される予定である。

設計基準を満たす建築物はまだ少ない。共に民主党チョン・ヒョンフイ議員が国土交通省から受けた資料によると、2015年基準で耐震設計対象となる建築物中、耐震基準適応のものは33.0%に過ぎなかった。 (中略)

釜山は25.8%と最も低く、浦項と約70 km離れた大邱も27.2%で、平均に満たなかった。 ソウルをはじめとする首都圏にも安全でない。ソウルは27.2%、仁川は28.5%で、平均未満となった。

ソウル研究院が昨年発表した報告書によると、1917年以降、首都圏一帯には規模2.0以上は24回、4.0以上は2回の地震が発生した。研究者は、「ソウルを含む首都圏は、社会基盤施設、老朽化設備、人口などが密集しているので、地震発生時の人命や財産の被害が少なくないだろう」と述べた。

耐震基準適用率は住宅よりも医療施設や教育・研究施設などの非住居用がより低かった。

ソウル市で四半期ごとに公開する建築物の統計現況資料をもとに耐震性能の確保率推移を分析した結果、先月の基準で住宅は32.1%、非住居用は24.4%となった。

昨年1月、当時27.7%であった住宅耐震性能の確保率は、昨年10月に4.4%ポイントまで増えた。しかし、非住居用は同期間1%ポイントの増加にとどまった。実際、今回の浦項地震が示すように、学校の危険性はより深刻である。

行政安全部が5月に発表した「耐震補強対策推進の結果公示」によると、学校施設の耐震基準適応率(2016年基準)は23.1%で、全体の公共施設の中で最も低かった。最も高い都市鉄道(81.4%)に比べて3分の1にもならない。43.7%を記録した全体平均に比べても20%ポイント低い。

進捗率の学校がもっとも遅い。2015年と比較して公共建築物が1.1%、道路施設が2.0%、高速鉄道が3.3%、病院施設が0.4%増加している学校施設のジンユルは0.3%増にとどまった。

学校施設の耐震基準適応率が低い原因は何だろうか。

現在浦項地震現場で建物被害を調査中のジュ・ヨウンギュ高麗建築工学教授は、「学校数があまりにも多く、かなり以前に建てられた建物も多いため」と話した。続いて「耐震補強事業予算執行時の学校が多目的施設や公共庁舎等の他の建築物に比べて、優先順位で押されているのは事実」とし「これに対する徹底した専門家の選定とコストの投資の拡大が必要である」と付け加えた。

相変わらず地震発生後に最初に探す場所は学校だ。2017年2月の時点で、行政安全部が地震発生の初期に一時避難場所として指定した場所は全国に7486カ所ある。このうち71.3%に相当する5334場所が学校の運動場である。
(引用ここまで・太字引用者)

 日本でも韓国でも地震が起きた際の避難場所に指定されているのは学校がほとんど。
 まあ、「住宅地の近所にあってかつ広い土地のある場所」っていったら校庭ですから、当然ですかね。
 どちらの国でも「一度、公園等の場所に出て、そこから学校に避難」というところまでは同じようです。

 日本の場合はそこから震災が起きたら学校が災害避難の起点になるという考えかたがあり、かつ子供の安全を守るために校舎の耐震基準達成率は相当に高いものになっています。
 被災した住民はともあれ学校の体育館や公民館に向かう。そこが厳しい耐震基準が適用されている場所だという共通認識があるから。
 シン・ゴジラでも体育館の描写があるというのはそういうことですよね。

 一方で韓国では公共の建物の中でもっとも耐震基準達成率が低いのが学校。
 わずかに23.1%。
 先日の「韓国政府に対災害マニュアルなし」というエントリでも学校から教会に移るという記述がありましたが、これは暖房が用意されていないためだそうです。
 さすがにこれを「子供なんてどうなってもいい」と考えているとするのは邪推が過ぎるでしょうね。

 もともと「韓国には地震が少ない」という了解の下で防災対策が進められてきた、ということなのでしょう。
 こんなに地震が起きるというのは、韓国の近代史的に見たら異常な事態なのですよ。
 それに加えて学校は一度建てたらそう簡単には建て直さない、数十年単位の建物。
 というわけで後回しにされてきたのだろうなぁ……とは思いますが。

 それにしたって住民視点での罹災後対策がなにもなさすぎるだろって話ですけどね。
 これじゃ学校に避難したら余震で二次災害が起きるレベルですわ。