「HOF候補選定」松井、野茂6票の屈辱洗うか(SPOTV.NEWS・朝鮮語)
ニューヨーク・ヤンキース出身の外野手松井秀喜が大リーグ殿堂入り候補に選ばれた。

全米野球記者協会(BBWAA)は21日(韓国時間)松井秀喜、チッパー・ジョーンズ、ジム・トーミ、オマルミスケルなどを含めて33人の殿堂入り候補を発表した。既存の14人に新たな候補19人が新たに含まれた。 (中略)

松井の通算成績は10シーズン175本塁打、打率2割8分2厘。「ニュージャージー州ドットコム」は、「松井は日本でスーパースターになった後、大リーグに進出して特有の勝負師気質に人々を導いてピンストライプが好みの選手となった。殿堂入り候補に名前を上げたのは、優れたキャリアが証明されたもの」と伝えた。

しかし、候補になった誰もが殿堂入りするというわけでもない。来年1月24日の投票日に、10年以上BBWAAに所属する記者たちの有効票のうち75%以上を得なければならない。また、投票数が有効票の5%未満にとどまる場合は、最初から候補資格を失う。5%が超える75%未満であっても、10年の間の候補資格が維持される。現在、14人が候補資格を維持している状況だ。

野茂は2014年の殿堂投票に付されたが、合計571票のうち6票しか得られず、1.1%にとどまって候補資格を失ってしまった。日本現地でも衝撃的なニュースに伝えられた。
(引用ここまで)

 いや、野茂も松井も殿堂入りの可能性はもとからゼロですけどね。
 メジャーの殿堂入りのハードルはとんでもなく高いのです。打者なら500本塁打以上か3000安打以上。投手なら200勝以上が水準。
 野茂も6票得られたっていうのは実は望外の成績だったりします。候補者として挙げられても、0票っていう候補もけっこういます。
 そもそも引退後5年してから候補者として挙げられるだけでけっこうな栄誉です。
 論より証拠で今年1月の投票がどうだったかというのを見てもらいましょうか。

HALL OF FAME CLASS OF 2017(National Baseball Hall of Fame)

 松井の同僚だったポサーダが17票、シェフィールドも59票。
 ナックルボーラーで200勝投手のティム・ウェイクフィールドでも1票。個人的にはトレバー・ホフマンが2年目でも届かないってのがちょっと衝撃でした。やっぱり先発投手の評価っていうのはまだまだ高いのだなと。
 123勝の野茂の6票が「望外」だったっていうのも分かってもらえるんじゃないでしょうか。

 で、これを韓国メディアが「6票しか投票のなかった野茂のリベンジを松井が果たせるか」みたいな伝えかたをしているのですが。
 「アメリカ殿堂入りの基準の厳しさ」を伝えるなら、野茂の6票よりも韓国の英雄であるパク・チャンホが殿堂入りの候補にすらなれなかったことを伝えるべきじゃないかと思うのですけどね。
 「野茂を押しのけて124勝のアジア人最多勝利を記録した」っていう、韓国の英雄であってですら殿堂入りの候補にも挙げられなかった、というほうが韓国人には分かりやすいと思いますよ?
 当時、けっこうな衝撃を持って伝えられていましたし。

米メディア「朴賛浩MLB殿堂入り候補除外は不当」(聯合ニュース)

 ごく一部ですが、アメリカメディアで殿堂投票関連ニュースの一部で「候補にもパク・チャンホいないんだ?」くらいの段落があったのをこんな感じに大きく伝えていたほどでした。
 ネチズンコメントも464件。わりと大きなニュースだったのですけど、忘れちゃったのかなー?

 パク・チャンホは韓国では本当に圧倒的な英雄でした。登板日は街が止まるっていわれてたくらい。
 なので、「野茂よりも低い扱いをされた」ことは忘れたい思い出なのでしょうね。
 野茂の6票が屈辱だったら、パク・チャンホの候補者除外はなんなんだよっていう。

ペドロ・マルティネスですら得票率91.1%なんだもんなー
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2017/7/10