韓国財閥オーナー家の3男、泥酔状態で弁護士暴行に謝罪(中央日報)
泥酔状態で弁護士に悪口や暴行を振るったことが分かったハンファグループの金升淵(キム・スンヨン)会長の3男、キム・ドンソン氏(28)が21日「被害者の方々にうつ伏せになって謝罪する」と明らかにした。

これに先立ち、この日ソウル地方警察庁広域捜査隊は関連事件の内密調査に入ったと伝えられた。現行法上、暴行罪は親告罪でなく告訴するかどうかとは関係なく、告発・申告・認知によっても捜査が始まることができるが、反意思不罰罪で被害者が望まない限り処罰できない。警察は被害者の処罰への意思を再び確認する予定だ。 (中略)

キム氏は9月、大型法律事務所の新入弁護士約10人が集まる集いに参加して酔っぱらった状態で弁護士に「君たちの父は何をするのか」「今からちゃんと座っていろ」「私を株主様だと呼べ」と話したことが分かった。

また、体を支えることができないほど酔っぱらったキム氏は助ける弁護士の頬を打ったり、髪を鷲掴みしたりするなど暴行をしたと伝えられた。キム氏は飲み会の翌日、該当法律事務所を訪ねて弁護士に謝罪したことが分かった。

キム氏は1月にもソウル江南区清潭洞(カンナムグ・チョンダムドン)の居酒屋で従業員に向かって暴行を振り回して逮捕された。拘束された後、裁判所で懲役8月に執行猶予2年を言い渡されて釈放された。
(引用ここまで)

 いわゆるカプチル(甲質)ですね。財閥2世、3世らのバカ息子によって財閥がより白い目で見られるようになるっていうアレ。
 ナッツリターンなんかと同列の事件ですね。
 財閥会長の子女は31歳で役員になるっていう統計もあったほどで、どんなに人物的にアレでも即重役です。

 もっともハンファの場合は会長のキム・スンヨン自体がそもそもアレな人物でして。
 息子がクラブだかパブだかで殴られたと聞いて、ボディーガード15人を引き連れて仕返しにいって逮捕されてます
 一審では実刑判決を受けていたので、親が親なら子も子というオチだったりしますが。
 ただし二審では執行猶予を受けて、その後に政府特赦で罪そのものがなくなっています。なお、楽韓Webでは一審の時点で「大統領令で恩赦出るのは間違いない」って予言してました。

 なお、ハンファ会長はその後、別件の背任等の罪で起訴されてこちらも実刑判決。裁判所命令で即時収監、大法院(最高裁相当)は高裁に差戻判決を出して、差戻審では執行猶予が出て釈放されました。それでも数年は収監されていたのかな。
 ちなみに記事の「弁護士に暴行した」というハンファ会長の三男は、復讐に行った息子とはまた別人(次男)です。

 さて、この三男の話。
 記事中には「法律事務所を訪れて謝罪した」とありますが、弁護士数人には謝罪を受け入れてもらえなかったというのが実際のところだったりします。
 ついでに書くと、事件が起きたのは9月。
 でも、ハンファの威光が怖くてこの法律事務所は被害届すら出すことができなかったそうですわ。

 まあ、韓国で法律と財閥、どっちの力が強いかと言ったらそりゃ財閥です。
 だからこそムン・ジェイン政権では財閥絶対殺すマンが公取委員長に就任しているわけで。
 ちょうどいいスケープゴートが手に入ったと小躍りしているんじゃないでしょうかね。

 この事件を最初に報じた韓国版中央日報の記事には3937コメントついてます。

[単独]財閥3世、またガプジル... 大手法律事務所の弁護士暴行・暴言(中央日報・朝鮮語)

 世間から充分に注目されている事件となっているわけですね。
 この「ろうそく革命」の時期にこういった事件を犯したキム・ドンソンなる人物、どんな処遇になるのか。フォロー記事も書かないとダメでしょうね。

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九鬼太郎
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2009/8/28